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フィギュア スケート コラム 2017年1月25日

全米フィギュアスケート選手権 女子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by 植田広美
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5位 キャロライン・ジャン/182.82(SP:62.55/7位、FS/120.27/5位)

2007年、世界ジュニア選手権の金メダリストでもあるキャロライン・ジャン。しかし、先天的な股関節の障害のために、浮き沈みの激しいキャリアとなっている。手術のために昨シーズンは休養し、今季は、この全米選手権1本にかけてきた。彼女の得意とするのが3ループ+3ループという高難度のコンビネーションジャンプ。これだけで10点以上を叩き出す大きな武器だ。今回もSP、FSともに加点付きで成功させ、総合で5位に食い込んだ。美しいスパイラル、スピンなど、女性らしい柔軟性ある演技で観客を引き込んだ。

6位 グレイシー・ゴールド/179.62(SP:64.85/5位、FS:114.77/9位)

昨年の覇者、グレイシー・ゴールドは、今季はいまだ調子に乗れていない。とくにジャンプに自信を失くしていただけに、SPの冒頭の3Lz-3Tに慎重さが見えた。それを上手く降り、スピンもレベル4を取るなど、各所に復調の兆しは見えたものの、やはり、ジャンプの抜け、音楽とのずれなど、タイミングの取り方に苦労していた印象。FSでは見事な3ループ+3ループを決めたものの、細かなミスが目立ち9位に沈み、総合で5位。シニアデビューしてから初めて、全米のメダルを逃すこととなった。しかし、ゴールドらしい高さと幅のあるダイナミックなジャンプ、ゴージャスな存在感は魅力的。次回は思う存分そのポテンシャルを発揮してほしい。

終わってみれば、ダークホース的存在だったカレン・チェンの飛躍、アシュリー・ワグナーの強さに驚かされた大会だった。この結果を受けて、世界選手権へ派遣する選手も決定。女子は順位通りに、カレン・チェン、アシュリー・ワグナー、マライア・ベルの3選手。常連だったゴールドの名がないのは寂しいが、勢いのある若手2人に安定感抜群のアシュリーと、バランスのとれたアメリカチームの活躍が楽しみだ。

代替画像

植田広美

女性誌編集者としてアスリートの取材、インタビューを手がけるうち、どっぷりとフィギュアスケートの沼にはまる。国内外の試合、アイスショーはほぼ観戦。五輪王者を筆頭に日本選手が世界の舞台で活躍する現在の状況にワクワクしつつ、海外選手も全力応援! 全員がベストスコアの神試合がいちばんの望み。趣味は愛機で選手の写真を撮ること。

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