【ISU欧州フィギュアスケート選手権 2017 ペア プレビュー】熾烈な優勝戦線が予想される今大会、一つのミスが明暗を分ける！？

ケガにより今季のGPFを棄権したドイツのアリョーナ・サフチェンコ／ブルーノ・マッソ組。満を持して出場する今大会への強い意気込みが感じられる。彼らの特長である高さのあるツイストリフト、スロージャンプなど、スケールの大きな演技が決まれば、メダルは確実だろう。

パートナーを組んで2シーズン目を迎えたロシアのナタリア・サビヤコ／アレクサンドル・エンベルト組はGPFで4位に入り、着実に実力をつけている。上記4チームのうち、ミスをした組は表彰台から降りることとなる、そんな緊張感溢れる試合となりそうだ。

ほかにも、高難度のスロー4サルコウを予定しているフランスのヴァネッサ・ジェームズ／モルガン・シプレ組、イタリア選手権2連覇を果たしたニコル・デッラ・モニカ／マッテオ・グアリーゼ組も、ノーミス演技がくればメダル獲りに絡んでくるだろう。

とくにペアの層が厚いと言われる欧州選手権。3月にヘルシンキで行われる世界選手権の前哨戦として、繰り広げられるハイレベルな闘いに注目しよう。