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フィギュア スケート コラム 2017年1月4日

ロシアフィギュアスケート選手権ペア レビュー

フィギュアスケートレポート by セルゲイ・ヴォルコフスキー
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川口のアキレス腱断裂の怪我からエントリーさえも危ぶまれましたが、執念の復帰を果たした川口悠子/アレクサンドル・スミルノフは5位。タマラ・モスカビナコーチは「悠子とサーシャは、すべての、仕事や健康のために人生に苦難や問題を抱えている人たちに、どうやってそれを克服するかを見せたのです。」と二人の愛弟子を心から労いました。

7位のジュニアグランプリファイナルチャンピオン、アナスタシア・ミシナ/ ウラジスラフ・ミルゾエフは、ショートプログラムで転倒した女性を男性が「置き去り」にして、テレビ解説のマキシム・トランコフからお叱りを受けました。シニアの舞台で彼らはペアとは何たるかを学び、この経験はさらなる成長の糧になるでしょう。

ロシアのスケート関係者は、よく「スポーツ選手の人間としての成長は通常より速い」と言います。それは選手たちが外からも内からも鍛えられ、磨かれるからでしょう。苦難の時期を経て優勝を勝ち取ったストルボワの言葉は、私たちに勇気を与えてくれます。「ダンテの『神曲』のように、ここ数ヶ月は「九つの地獄」を通ってきたようでした。(不吉とされる)うるう年であったからか、私に何かを考え直させるために、我に帰らせるために、神様が試練を与えられたのか。運命に感謝しています。私が耐えられたこと、私たちがこの試練を乗り越えられたこと、やり通せたこと、帰って来られたことに。」

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セルゲイ・ヴォルコフスキー

1967年ロシア生まれ。モスクワ大学日本語学科を卒業。
日本人と結婚し、ソ連崩壊を機に日本に移住。フリーランスの通訳・ジャーナリストとして活動。日本文化への関心が高じ、ロシア語で俳句を紹介するブログも執筆。ソチ五輪を始めとするフィギュアスケートの国際大会で、記者・通訳としても活躍している。

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