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3Aを跳んだ時のことは覚えてる?
――トリプルアクセルいつぐらいに跳んだん?
無良:中3の時。
――その跳んだ時のこと覚えてる?
無良:なんか、回った、ってかんじだった。
――え?なんか、もっと苦労話とかないの?
無良:でも、その当時にトレーナーさんとどういう跳び上がり方をしたら高く上がれるのかっていうのをずっとやってて、それが形になり始めたなって頃からだいぶ回るようになってきて。で、もうちょっと何を考えようかってやっていくうちに「あ、こういう風にしめればいいんだ」とか、3回転を3回転半にするのってもうちょっとしめてなきゃいけないっていう感覚があるじゃないですか。
――ホンマにちょっとした
無良:それが、「あ、こういうことか」ってわかって跳べたっていう。
――一番最初に跳べた時、気持ち良かった?
無良:そうですね、「あ、行けた」っていう。やっとシニアの選手たちと同じものができるようになった、っていうすごい喜びはありましたね。
――アクセルはね。今や、跳び分けて。おっきく跳ぶのと、適当にサラッと跳ぶ
無良:適当にサラッと。
――言葉で言うとちょっとあれやけど。でもそうやってできるのは難しいよね
無良:でも、1回目と同じように後半でアクセル跳べって言われたらそのあとがしんどくなっちゃうし。いろいろ考えてくうちに、意外とこれでも跳べるって力をどれだけ抜けるかっていうのをやり始めたら、両方使い分けができるようになって。
――すごいね
無良:アクセルに関してはそんな心配はしてない。たまにシングルになるんですけどね。どでかい。
――デスドロップのようなパンクね
シニアへ上がって戸惑った?
――2008年にシニアに行って、フィンランディアで初出場で初優勝。で、その時全日本も3位。
無良:はい。
――ばんばんジュニアでやってきたあと、シニア行った時になんかちがうなって思ったりした?
無良:ジュニアの頃からシニアの全日本選手権出るっていうのがあったじゃないですか、当時。だからわりと場慣れってかんじは若干あったんですけど。でもいざ自分がシニアになって出る全日本って、異常な緊張をして試合に臨んだ覚えがすごくありますよ。
――どういうかんじやったん?
無良:ジュニアの頃に全日本出てると、「どこまで行けるかな」ってわくわく感があって試合に臨んでたんですけど、逆に全日本選手権にシニアとして出るってことは、成績を残していかなきゃいけないっていう。どこまで上の人と対等にやっていけるかっていうことをどうしても考えてしまって。もうなんか、頭のなか真っ白になってましたもん。
――そうなんや。そうやね、だって自分がシニアに出たら、無良くんが考えてたようなジュニアの子がいっぱい来るわけやもんね。それちょっと緊張も戸惑いもあるね
【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】
島田高志郎選手エピソード
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無良崇人選手
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J SPORTS 編集部
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