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フィギュア スケート コラム 2016年9月2日

アイスダンスジュニア・深瀬理香子/立野在組インタビュー 後編

フィギュアスケートレポート by Pigeon Post ピジョンポスト
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深瀬/立野組のアイスダンス観
2人のベストプログラム『ピアノ・レッスン』/「一つの演技として繋がっているようにしていきたい」

――お二方が好きな選手やプログラムについて、お聞かせ下さい。

立野:僕はやっぱり、ローマン(アグノエルコーチ)に習うきっかけになったイザベル・デロベル/オリビエ・ショーンフェルダー組(フランス)の『ピアノ・レッスン』(2007-2008シーズンのフリー)です。

――不動のベストなんですね!

深瀬:私もです!……(立野選手に)私が最初に言ったんじゃん!(一同 笑)

立野:俺も前から好きだったんだよ(笑)

深瀬:知ってる(笑)在も好きだったんだよね。

立野:理香子が話し出して、「俺も元々好きだったんだよ」って(笑)

――シングルのファンにも有名ですごく人気があります。

立野:僕も元々シングルをやっていたんですけど、僕が「アイスダンスをやりたいな」と思い始めたきっかけがイザベルとオリビエなんですよ。シングルのジャンプとか好きじゃない時があって(苦笑)、そこでイザベルとオリビエの演技を見て「あ、こんなのもあるんだ!」と。「素敵じゃない!」と思って、それでアイスダンスにのめり込んだので。

深瀬:他に私が好きなのは、テッサとスコットのバンクーバー五輪のフリー『交響曲第5番(マーラー)』です。

立野&記者陣:あー。

――今いろんなところから「あー」っていう感嘆が(一同 笑)

深瀬:フィギュアスケートでは有名な曲ではないのに、それを滑り切ることは難しいと思うんです。

立野:それをいとも簡単に。

深瀬:アイスダンスのことを何も知らない時に見ても、びっくりしました。

――現在のアイスダンス界の流れやトップ争いを見て、感じられていることをお話し下さい。

立野:僕はコンパルソリーが好きだったんです。

――廃止されたものが。

立野:「何でなくなったんだ!」っていう感じなんですけど(一同 笑)僕が一番やりたかったのはコンパルソリーで、シングルをやっていた時もサークルを描いたりするのが好きで、図形を描いてるだけでよかったんです。ですからコンパルソリーがなくなって残念なんですけど、その替わりショートにパターンダンスが入って、より表現が必要な新しいものになったので、おもしろくなったと思います。

立野:それから、『一つのプログラムの演技として繋がっている』――それが出来ないと上に来ないので、それも大切だと思いますね。「エレメンツをやります!」というのが見え見えだと面白味もないですし。仮にリフトを例に挙げると、「あ、もうリフト終わっちゃったの?」というような、

深瀬:「今リフトだったんだ!」っていう、ガブリエラ達はそうだよね。

立野:そう、演技に「のめり込ませる」ような表現やスケーティングは大事だなと思います。ステップも、ただ踏んでいるだけじゃなくてプログラムの一環でスーーッと出来るのと、「ステップ踏んでます!」というのでは大分違います。そのあたりで、トップ争いは表現重視になってきているなあとは思いますね。

深瀬:(立野選手と)同じです。

立野:ラクしたな(一同 笑)

――では、深瀬選手には、そのトップ争いを見て「自分達はこうしていく」という点をお願いします。

深瀬:私達も、「エレメンツやってます!」と見えないように、一つの演技として繋がっているようにしていきたいです。それが出来る技術も身につけていかないと。

立野:技術がなかったら何にも出来ないですからね。

日本アイスダンスの現状
「環境がないと滑れない」

――日本のアイスダンス界の現状も知るために、深瀬/立野組結成の経緯を伺います。

立野:僕らの結成までは、とてもレアケースだと思うんですけど(笑)

深瀬:「レアケース」(笑)

立野:一昨年の9月1日のことなんですけど、僕のホームリンクの神宮(明治神宮外苑アイススケート場)で毎週月曜日にアイスダンスの練習があって、連盟の方からの連絡で樋口先生(日本で指導を仰ぐ樋口豊コーチ)が「いい女がいるわよ」と(一同 笑)「在君、(トライアウト)どう?」と。それで「トライアウトします」ということになって、そこへ理香子が来て45分ぐらい(1回の貸切練習の時間)一緒に滑って、「さあどうしますか?」「組みますか・組みませんか、どっちですか?」ということになって(一同 笑)僕もいろいろ、『リードについて来られるか』とか考えて、僕としては「はい、組みます」と。それで結成したんです。東京ブロック(全日本ジュニア選手権予選)のエントリー締切がその日の12時までだったので、残りあと1時間ぐらいで東京ブロックにエントリーしました。

――「残りあと1時間」!?

深瀬:本当です!

立野:東日本/西日本ジュニア選手権までアイスダンスが開催されないので、そこから至急プログラムを作って東日本(11月1・3日)に出て、全日本ジュニア(11月23・24日)にも出ました(優勝し、昨季連覇)。

――急展開!

深瀬:私もこんなになるとは思ってなかったので、びっくりしています!(笑)

立野:僕もね、組んでから2ヶ月で大会に出るなんて思ってなかったんですよ!(一同 笑)組んだ時は「大会出場は来シーズンからでいいですか?」って思ってたので。連盟の方が「※今シーズンからで」とのことで、「はい、分かりました」と(笑)

――深瀬選手は、その一昨年の9月1日のトライアウトまではどうされていたのでしょう?

深瀬:私は、アイスダンスがやりたくて4月ぐらいから神宮に練習に行ったりしていました。中京(中京大学アイスアリーナ)で年に1回アイスダンスのトライアウトがあるんですけど、2013年の4月に、私じゃなくて弟が誘われたんです。

立野:へえー。

深瀬:そう。それで、車で送る親からすれば1人送るのも2人送るのも変わりないので、「じゃあ私も行こう!」と思って。その時は参加しただけだったんですけど。

立野:その前から「アイスダンスやりたい」って思ってたの?

深瀬:その時に思った。その時までこんな選択肢があるなんて知らなかったし。

立野:アイスダンスがあるなんて、って?(笑)

深瀬:(笑)カテゴリーとしては知ってたけど!「やろう」とは思わなかったです。アイスダンスの選手が練習しているところも、観たことがなかったです。在は、ホームリンクが神宮だから知ってたと思うんですけど、私は川越(川越スケートセンター)だったので。アイスダンスの練習は、(立野選手に)昼間に?

立野:俺に聞くなよ(笑)

深瀬:(笑)昼間に一般の方の練習時間がありますが、川越では選手だけで練習する貸切はないです。

立野:神宮では、アイスダンスの練習は月曜日の夜間ですね。それも一般の方と一緒の貸切です。

――競技選手だけのアイスダンスの貸切はないんですか!?

深瀬&立野:ないです!

立野:中京では土日に貸切があるんですけど、それも強化選手でないと滑れないので、いわゆる「これからアイスダンス競技をやる選手」のための貸切は、僕らの知る限り関東にはないですね。

――では、これからトップアイスダンサーを目指すために、お二人は「モントリオールに出なければいけなかった」ということでしょうか?

深瀬:日本にはその環境がないので。

立野:滑る場所もないし、教えて下さるアイスダンス専門のコーチもそんなにいません。だから、海外に出ないと上達もしないんじゃないかなと思います。まずは環境がないと滑れないですね。

――日本のアイスダンスの環境が整うことを願って、お二方と日本の選手を応援します!

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