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フィギュア スケート コラム 2016年5月11日

ディケイドを彩るフィギュアスケーター達の形勢逆転 男子シングル編

フィギュアスケートレポート by Pigeon Post ピジョンポスト
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~いろいろなTurn the Tables(形勢逆転)~

番狂わせ:エマニュエル・サンデュ(カナダ)
ブライアン・ジュベールが、プルシェンコが男子シングルを席巻していた時代にプルシェンコに勝利した人物であったことは前述の通りだが、個性派スケーターの代表とも言えるエマニュエル・サンデュも忘れてはならない。2003年グランプリファイナルで、初出場ながらもそれまで2シーズン無敗を誇っていたプルシェンコを見事打ち破って優勝した。この試合でプルシェンコは、当時のFSでは「2回まで」と決められていたコンビネーションジャンプを3回試み、3回目のコンビネーションジャンプが無得点となった。この出来事は、現在FSで「3回まで」認められているコンビネーションジャンプの回数に影響を与えている。

無良崇人(日本)
2012年ISUグランプリシリーズ・フランス杯は、ブライアン・ジュベール、フローラン・アモディオ(フランス)、トマシュ・ベルネル、ジェレミー・アボットら大きな試合で優勝を飾っているメンバーが揃っていた。その大会で優勝したのが、無良崇人だ。3アクセルに代表されるような豪快なジャンプを持ち味とする無良は、2008-2009シーズンに世界選手権初出場するも15位に終わり、高橋・織田・小塚の「3BKトリオ(スケートファンが名付けた愛称)」が安定した成績を残す中、なかなか上位に食い込めないでいた。そんな無良の飛躍のきっかけとなった大会だった。

ケヴィン・レイノルズ(カナダ)
大阪開催の2014年四大陸選手権は、前年の全日本選手権でしのぎを削った高橋大輔と羽生結弦が揃い踏みし、そのどちらかが優勝するだろうと見られていた試合だった。だが見事優勝をさらったのは、“カナダのクワドエルフ”ケヴィン・レイノルズだった。軸が細く回転が速い2種類の4回転を駆使するレイノルズは、スケートファンの中では人気が高かったが、回転不足を取られることも多かった。FSでハビエル・フェルナンデスに続き史上6人目となる4回転3回に成功する快挙を見せたのだが、優勝候補の選手の滑走が後に控えていたこともあり、レイノルズが優勝すると思って彼の演技を見ていた観客があの会場にどれだけいたことだろう。

村上大介(日本)
2006-2007シーズンまでアメリカに所属し、翌シーズンから日本へと所属を変更した村上大介は、2012年NHK杯SPで転倒した際、前日練習で脱臼した肩を再び脱臼して涙の途中棄権をした。その2年後にドラマが見られるとは誰も思っていなかっただろう。
2014年NHK杯には五輪王者の羽生結弦や同年のISUグランプリシリーズ・スケートカナダで優勝した無良崇人などがエントリー。村上は優勝候補にすら挙げられていなかったが、切れ味鋭い4サルコウを武器に、SPを3位で折り返すとFSでパーフェクトな演技を見せて、誰もが納得の優勝を飾ったのだった。

SP→FSのごぼう抜き
これまでのフィギュアスケートの歴史の中で大逆転はいくつかあるが、ここ10年では2つ挙げられる。1つ目は、くるくる巻き毛が非常に似合う2015年全米王者アダム・リッポンの2010年四大陸選手権、SP7位からの初優勝。2つ目は、2016年世界ジュニアのダニエル・サモヒンが該当するだろう。FSで4回転3回を成功させ、SP9位からという前例のない逆転初優勝を果たした。2015-2016シーズンは、フィギュアスケート不毛国とも言えるイスラエルにとって記念すべきシーズンとなった。サモヒンと欧州選手権準優勝のアレクセイ・ビチェンコが、イスラエル初となるISUチャンピオンシップスのメダルをもたらした。

クワドレス最高峰:ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
2種類以上の4回転を複数回成功させないと大舞台の表彰台に乗ることが難しくなっている昨今であるが、そんな中4回転を構成に入れず、濃密な繋ぎで魅せ、完成度の高いプログラムを武器とする。2014年全米選手権2位となりソチ五輪初出場し、2015年には全米選手権で優勝、同年世界選手権で4位となった。ジェイソン・ブラウンは、クワドレス構成を極めた突き抜けた存在と言えるだろう。

ハンディキャップ:ゾルタン・ケレメン(ルーマニア)
ブライアン・ジュベールが生後11ヶ月の時、感染症により片方の腎臓を摘出していることは有名だが、ルーマニア選手権8連覇のベテランスケーター、ゾルタン・ケレメンは、7歳の時に右目の視力を失っている。ソチ五輪放送でアナウンサーから告げられたこの事実に、多くのスケートファンが驚愕した。

テキスト:Pigeon Post ピジョンポスト 下川カスミ
構成/編集:Pigeon Post ピジョンポスト

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Pigeon Post ピジョンポスト

フィギュアスケーターの"声" "今"を届ける記者チーム(Pigeon Post HP)。
日本チームを中心に、世界のフィギュアスケートを特集する日本語英語のバイリンガルサイトで、インタビュー・リポートを掲載。Twitterをポータルとして、新しい記事の紹介やニュース、イベントのリポートまで、ワンストップで伝える。FacebookもTwitterと連携させている。

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