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フィギュア スケート コラム 2016年2月1日

【カナダフィギュアスケート選手権2016】男子シングル総括

フィギュアスケートレポート by Pigeon Post ピジョンポスト
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1位 パトリック・チャン
295.67|SP 103.58 1位|FS 192.09 1位

SP(ショートプログラム)『Mack the Knife』では4トゥループ+3トゥループを含む全てのジャンプに成功。滞空時間の長いダイナミックなフライングシットスピンや脚がまっすぐに伸びた足換えキャメルスピンなど、優れたスピンでも観客を魅了した。演技の終盤には広いリンクを目一杯に使ったステップシークエンスを披露。これでスタンディングオベーションが起こらないはずがない。質の高い要素のオンパレードで103.58という高いスコアをマークした。今シーズン失敗が続いていたSPの苦手意識はこれで克服できただろう。

FS(フリースケーティング)『ショパンメドレー』では今シーズン初めて2本の4トゥループに成功した。数年ぶりに組み込んだ2本目の3アクセルと最後のジャンプである3フリップが2回転になったものの、チャンの音楽表現の妨げにはなっていない。力強いスケーティングでリンクを駆け抜ける姿は、ピアニストが鍵盤を叩く様を間近で見ているようだった。チャンの表現の奥深さをあらためて噛み締めることのできる演技だった。

2位 リアム・フィルス
237.20|SP 78.87 2位|FS 158.33 3位

SPで滑る『Blues for Klook』は大きな展開がなく難しい音楽だが、1つ1つの音をしっかりと捉えて演技していた。4トゥループ、苦手としている3アクセル、3ルッツ+3トゥループの全てで着氷が乱れたものの、回転を満たして基礎点は守り、2位につけた。

FS映画『ムーラン・ルージュ』は昨シーズンと同じプログラムである。昨シーズンまではスタミナがなくなると力で押して滑り、最後は搾り出すように演技を終えていた。しかし今シーズンはそれが解消され『The Show Must Go On(ショーは続けなければならない)』の力強い音楽に呑まれることはなくなった。3アクセルを入れない構成だったが、得意なもので弱点をカバーできるのが今の採点方式のおもしろいところだ。初出場となる世界選手権でもフィルスの魅力を発揮してほしい。

3位 ケヴィン・レイノルズ
236.18|SP 77.65 3位|FS 158.53 2位

シェイ=リーン・ボーン振付のSP『Tank!(by シートベルツ YOKO KANNO SEATBELTS)』は過去に滑ったジャズのプログラム『Moanin'』(2009-2011シーズンSP)や『Chambermaid Swing』(2011-2013シーズンSP)を発展させたような小気味のいい作品になっている。レベル4を獲得したステップシークエンスでは、9人中6人のジャッジから+3の高い出来栄え評価を受けた。4サルコウの回転不足と3アクセルの転倒はあったが、左股関節の手術からカムバックしてきたレイノルズが弾けるように元気な滑りをしていることを嬉しく思う。

FS映画『グランドピアノ 狙われた黒鍵』では2本の4回転ジャンプを用意していたが、4サルコウは2回転になり、4トゥループは回転不足となった。しかし演技後半にはセカンドジャンプが3回転のコンビネーションジャンプを3本組み込み、ジャンプ技術の高さが健在であることを示した。代名詞である4回転ジャンプがクリーンに決まるとどのようなプログラムに仕上がるか非常に楽しみである。

4位 ナム・ニューエン
227.69|SP 76.04 5位|FS 151.65 4位

昨シーズン滑った『Sinnerman』に戻して挑んだSPでは、冒頭の4トゥループが回転不足の転倒となったが、その後は冷静に3アクセルと3フリップ+3トゥループを成功させ、2位のフィルスまで2.83点差の5位に踏み止まった。

FS『パッサカリアとフーガ』では2本の4トゥループに挑んだが2本とも転倒した。4回転を除くジャンプはしっかりと着氷し、全体で2位の技術点を獲得した。だがジャンプに集中しすぎているせいか、それ以外で魅せられる場面が少なかったように思える。演技構成点を伸ばせず、前回王者ニューエンは表彰台を逃した。シニア2年目でとても難しい時期であるが、これを乗り越えて再び彼ならではの溌剌とした演技を見せてほしい。

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