人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

フィギュア スケート コラム 2016年2月8日

【欧州フィギュアスケート選手権2016】男子シングル総括

フィギュアスケートレポート by Pigeon Post ピジョンポスト
  • Line

スロバキアのブラチスラバで開催された欧州フィギュアスケート選手権。ハビエル・フェルナンデスの圧勝で一強時代をさらに印象付けた男子シングルだが、2位以下はフリーで大幅な順位変動のある大混戦となった。

1位 ハビエル・フェルナンデス
302.77|SP 102.54 1位|FS 200.23 1位

現世界チャンピオンのフェルナンデスだが、地元スペインで行われたISUグランプリシリーズ・ファイナルでは今季絶好調の羽生結弦に大差をつけられて敗れた。それもあってか、今大会でも戦っているのはここにいない誰かのように見えた。 SP(ショートプログラム)『マラゲーニャ』ではこれまでの4サルコウ、3ルッツ+3トゥループから、4トゥループ+3トゥループ、4サルコウに変え、羽生同様SPに2種類の4回転を入れる構成で、自身初めての100点超えを達成した。毎回このSPを滑る時だけヒゲを蓄えてくるという演出も面白く、スペイン人選手によるマラゲーニャはまさに傑作といえる。

FS(フリースケーティング)映画『野郎どもと女たち』でも、新たに2本目の3アクセルを後半に入れ、世界選手権を見据えた難度の高い構成に変えてきた。今季ここまでクリーンに滑ったフリーはないが、ジャンプの調子は1試合ごとに良くなってきているように見える。フランク・シナトラのボーカルに乗せて軽やかに舞う、まさにフェルナンデスらしいプログラムで、軽々と総合300点を超えてきた。

2位 アレクセイ・ビチェンコ
242.56|SP 84.09 4位|FS 158.47 4位

1枚しかない世界選手権への切符を勝ち取ったのは先輩の方だった。ウクライナ出身でありながら、移籍以来既に5シーズンイスラエルフィギュアスケート界を牽引してきたビチェンコだが、昨季の国内選手権は、ジュニアで活躍したダニエル・サモヒンに王者の座を奪われた。ライバル出現が功を奏したのか、去年の欧州選手権ではビチェンコ4位、サモヒン10位と2人とも良い成績を残したのは記憶に新しい。

伸び盛りの17歳サモヒンは今季もISUジュニアグランプリシリーズで2度表彰台に上がり、昨年9月のISUチャレンジャーシリーズ・USインターナショナルクラシックではISU主催大会で初優勝するなど目覚ましい活躍を見せていた。一方ビチェンコはグランプリシリーズで10位、12位と振るわず、サモヒンが優勝したUSインターナショナルクラシックでも7位に終わった。いよいよ代表の座が逆転かと、今大会は2人の争いに注目が集まった。

SP『All Alone(by Geir Rönning)』では4回転1本の構成をクリーンに滑りきり4位につけた。5位のサモヒンとの点差はわずか1.36。

FS『レ・ミゼラブル』では冒頭の4回転からのコンビネーションの2つ目がシングルになった。その1トゥループを降りた瞬間の悔しそうな表情が、勝ちに来ているのだということを物語っていた。2本目の4回転では転倒し、ここまでか、と一瞬思った。しかし、ここからだった。残るジャンプをすべて綺麗に決め、終わってみれば技術点はフェルナンデスに次ぐ2位。ショート、フリーともに4位ながら総合で2位となり、イスラエルに初めてのメダルをもたらした。最後まで諦めずに点数を重ねていくことの大事さを知っているベテランならではの、素晴らしい戦い振りだった。

3位 マキシム・コフトゥン
242.21|SP 88.09 2位|FS 154.12 6位

昨年10月のNHK杯で10位とグランプリシリーズで初めてメダルを逃したコフトゥン。今季はずっと3アクセルに悩まされていた。今大会でもSPは3アクセルで転倒し1位のフェルナンデスに14.45点もの差をつけられた。FS『ベートーヴェンメドレー』は一度見たら忘れない、なんとも斬新なプログラムだが、いかんせんジャンプが決まらない。大きな得点源でありコフトゥン最大の武器である3本の4回転は、4サルコウがステップアウト、4トゥループで転倒、2本目の4サルコウはダブルになった。転倒時に足を痛めたようにも見え、この後どうなってしまうのかと心配したが、ここへ来て長らく家出中だった3アクセルが元気な姿で帰って来てくれたのである。綺麗に決めた3アクセル+3トゥループで14.08を稼ぎ、フリーでは同じロシアの16歳ペトロフをわずかに上回り、総合では4位のアモディオをわずかに上回り、2大会連続でメダルを獲得した。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
フィギュア スケートを応援しよう!

フィギュア スケートの放送・配信ページへ