【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】村上大介選手エピソード2

フランク・キャロルコーチってどんな人？

村上：見た目はすごく優しいおじいちゃんに見えるんですけど、言葉がすごく強くて。キツいんです。少しでも喋ると引くくらい。

――怖いんだ。なんて怒るの？怒ったりするの？

村上：一回練習で演技中、通しの間にパンクだらけで止まったんですよ。止まってぐるぐる滑って。それ見たら音源を切って、顔真っ赤になってなんていうのかな、血管がすごく出てて、とにかく止まらないの！ってすごく叫んで。初めての怖い思い出でした。

――ちゃんとピー入れるから、その時なんて言われたか言ってみて

村上：彼は悪い言葉をあまり使わないので、「Don't you ever stop!」って。

――全然怖ないやん

村上：叫びたくないんですよ、ここで。

2014年全日本フィギュア SP4位 FS8位 総合7位

――ごめんごめん。後でぶん殴って（笑）。それで昨シーズンの全日本選手権は悔しい結果やったんだけど、どうやった？

村上：プレッシャーでしたね。

――NHK杯があって。試合の途中滑っている時は何を考えてたん？

村上：早く終わりたいという気持ちが。最初の4回転で転倒した後、ちょっと焦って。2個目を転倒して、頭が真っ白になりました。

――とりあえず終わってほしいと。スピン中も？

村上：はい。

――やっと終わって、座るのも嫌なくらい？

村上：座りにくかったです。

2015年四大陸4位

――四大陸で1試合に4回転を3回入れて。ショートで1回、フリーで2回。緊張するもんなん？

村上：四大陸選手権は不思議に余裕がありました。練習でも調子が良くて、フリーの公式練習は一回もジャンプをミスしなかったので。余裕がありました。

――四大陸での思い出とかある？

村上：一番戻したいのは、演技が終わってすごい集中力があって体力がなくて、氷に倒れたんです。考えてなかったんです。すごい怒られました。

――誰に怒られたん？

村上：周りに。

――でも無意識でしょ？

村上：評判が悪いと言われて。だけど、わざとやっていない。最終滑走で6分練習から40分集中して演技に入ったので。それが初めてだったので、すごい疲れました。

――フリーは特に長いもんね。怒られることあるんやね