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【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】羽生結弦選手エピソード4(後編)
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部 0羽生結弦×宮本賢二 14/15シーズンSP
――そういえばショートの最初
羽生:そうなんです(笑)。ジェフも目をつぶってたと思うんですが、緊張するからピクピクするんです。だからつぶらずに、(ジーっと)なってるんです。しかもイメトレしてるから。
その時間でトウループのことずっと考えていて。こうやったら跳ぶ、こうやったら跳ぶ、みたいな感じに。
――それを見て、あそこは目をつぶる方がかっこいいよっていったよね。
羽生:そこから目をつぶるようになりました。練習でも目をつぶるように練習してきました。
――俺が心配していたのは、目をつぶった方が曲にも合うし、ジェフも始まりをいろいろ考えているだろうけど、あれ15、6秒だっけ?
羽生:あれ17……15,6秒あります。
――それを目をつぶるって大変でしょ?いらんこと言わなければよかったと思って。目をつぶると感覚がわからないようになる。それを心配していました。練習でもやってくれてたならよかった
羽生:そうなんです。そうなると思ったので。試合だったら嫌なイメージしか思い浮かばないから、良くない時なんかは。目をつぶった時、曲が流れていて、このタイミングでこういってこう跳んでこう降りているっていうのを完全にインプットしました。曲が流れた瞬間にその映像しか流れないです。同じ尺で。
――そうなんだ
羽生:曲の一個一個の音が、これまでクロスをやってきて、イーグルに入って、トウループ跳んでっていう、一つ一つの動作が。振り付けではないですが、完璧に一緒になってます。
――こうやって目をつぶって立って、想像する。その想像が「あ、ヤバイ、しくった」ってなったら?
羽生:そういうふうにならないように完全に練習してました。イメトレをするための練習ですね。
イメトレは振り付けと同じ感覚
――イメトレのための練習って面白いな
羽生:イメトレも本番の一つだから、振り付けと同じ感覚です。この曲の時にクロスして、イーグルして、ていうのがあります。その感覚とほぼ同じで自分の身体を動かしてないだけです。
脳みそはこの時に身体をこう動かしているというのを、完全に一緒になるように刷り込んできました。
――すりこんできたんや。あのプログラム本当にかっこいい
羽生:僕も大好きです。
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