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フィギュア スケート コラム 2015年4月10日

ISU世界フィギュアスケート選手権2015 ペア総括コラム

フィギュアスケートレポート by Pigeon Post ピジョンポスト
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ショートプログラム(SP)

髙橋成美/木原龍一組のSPはプレスリーの陽気な音楽である。その雰囲気に髪をバッサリと切り落とした髙橋のチャーミングな笑顔が映える。失敗はしたものの3ツイストリフトに挑戦し成長の片鱗を見せた。ただ、組んで2シーズン目のペアにプレスリーのボサノバという選曲は難易度が高かったのではないだろうか。今シーズン限りでの解散を発表した2人だが、この経験がこれからの競技生活に生きてくることを願いたい。
(44.54 19位)

川口悠子/アレクサンドル・スミルノフ組の年々洗練されていく雰囲気にはうっとりとさせられる。怪我を明けてのシーズンであるというのに、それを全く感じさせず、怪我をする前よりもさらに美しいスケーティングを身につけたのではないだろうか。過去には経験豊富な川口について行くのがやっとに見えたスミルノフが、今では川口の影のように寄り添いリードする。ペアとして理想的な成長曲線を描いている。エレメンツの質の高さのみならず、2人が手を取り合ったスタートや、軽やかなダンスリフトなど、その一挙手一投足は、われわれを白昼夢の中へと誘うかのようである。
(71.59 4位)

地元中国の3組の中で最初に登場したのはウェンジン・スイ/ツォン・ハン組である。昨シーズンまでとは比べ物にならないほどスピードを出して滑るようになった。スピードが出たことにも依るのかジャンプは高さと幅が増した。地元開催で気持ちが高揚しているのか、特にハンの動きがオーバーな程でその興奮が見ている側にも伝わってくる。
(71.63 3位)

スタートからその視線の妖しさで不思議なアラビアンダンスの世界を作り上げるチェン・ペン/ハオ・ジャン組のペア。3ツイストリフト、スロー3ループと立て続けに得意の大技を見せ、その直後には糸で操られた人形であることを意識した振付が取り入れられている。夜中灯りが漏れた部屋をコッソリと覗いた気持ちになる、そんな演技であった。4大会連続でオリンピックに出場したベテランも、地元開催の世界選手権はこれが初めてであるため緊張が垣間見えた。
(69.67 5位)

チン・パン/ジャン・トン組は四大陸選手権から曲を変更し、現役最後の舞台に立った。前回はミスを犯した3トゥループをしっかりと着氷した。リンクの中央で立ち止まっての振付をここまで雰囲気たっぷりにできるスケーターはいない。振り向くタイミング、視線に魅せられる。まるで無重力かのように上げるリフトからステップシークエンスに移る。2人が遠くの位置にいても、1人のスケーターが滑っているような錯覚を覚えてくる。これがペアなのである。「私たちが、俺たちが好きなパントンの演技だ!」そう叫びたくなる2分50秒であった。
(72.59 2位)

最終滑走は今シーズン全ての大会で最も美しい輝きのメダルを手にしてきたメーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード組。豪快な3ツイストリフトをラドフォードのしっとりとしたイーグルを含んだ振付で挟むことによって波を作り、その後の3ルッツやスロー3ルッツがさらにダイナミックに見えるように工夫を凝らしているように思える。このペアでエレガントな表現を得意としているのはラドフォードだが、デュハメルの快活さがあり、2人の魅力がミックスされたからこそ、いくつもの場面の転換が生まれる。それはエレメンツのGOE(加点)としても反映されるし、高い演技構成点の獲得に繋がる。デュハメルのスケーティングスキルが上昇すれば、手が付けられない存在になるかもしれない。
(76.98 1位)

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