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フィギュア スケート コラム 2015年4月9日

ISU世界フィギュアスケート選手権2015 男子シングル総括コラム

フィギュアスケートレポート by Pigeon Post ピジョンポスト
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世界選手権男子シングルは大方の予想通り、ソチ五輪金メダリスト・現四大陸選手権覇者・欧州選手権三連覇中の王者が表彰台に並びました。しかし、その真ん中に立つ選手をずばり言い当てた人は多くなかったのではないでしょうか。

1位 ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
273.90|SP 92.74 2位|FS 181.16 2位

ショートではまず軽々と4サルコウを決めると続くジャンプを立て続けに成功させ、ミスのない素晴らしい演技で2位となります。ハードロック『Black Betty』は会場から絶えず手拍子が起こるノリのいいナンバー。その曲に合わせて滑る足元は非常に軽快ですが、黒い半袖からむき出された二の腕はどっしりしていて優男風な見た目に似つかぬ逞しさ。その鍛え抜かれた上半身も目一杯使って踊り、アイスショーさながらに会場を盛り上げました。

フリーではクラシカルな衣装で『セビリアの理髪師』を演じました。序盤のスピーディで流れるようなスケーティングから4トゥループを美しく成功。4サルコウは転倒するも、後半の4サルコウを2トゥループとのコンビネーションにして見事に成功させました。高らかな歌声に乗せて楽しげにステップを踏み、残るジャンプも次々と決めてコレオシークエンス、スピンへとつなげます。ジャンプとジャンプの間も抜かりなくステップが組み込まれているプログラムを演じ終えると、膝に手をついてさすがに疲れた様子を見せました。演技構成点では出場選手中トップをマークし、トータルスコア共々シーズンベストを更新します。
総合順位が発表されるとキスアンドクライで顔を覆い信じられないといった表情を見せるフェルナンデス。それはフィギュアスケートの歴史を塗り替える英雄がまたひとり誕生した瞬間でした。近年は常に優勝候補に挙げられながら、ライバル達の後塵を拝してきた彼がついに念願の初優勝。スペイン史上初、ヨーロッパにも8年ぶりとなるタイトルをもたらしました。

2位 羽生結弦(日本)
271.08|SP 95.20 1位|FS 175.88 3位

波瀾万丈のシーズンを過ごした2014年の世界王者は今できる精一杯の演技で観客に応えました。ショートでは冒頭の4トゥループで手をついて堪え、3アクセルは成功。ジャンプを降りた後の、ゆっくりと描くイーグルと両腕の振付がピアノの音色に驚くほど調和しています。ラストの3ルッツー3トゥループを決めると会場から大歓声が。曲の盛り上がりとともに情熱的なステップ、スピンを終えるとフィニッシュポーズをとったまま両掌をグッと握りしめました。ある時は穏やかで、ある時は力強い旋律を丁寧に表現した演技はスピン、ステップで全てレベル4の評価。シーズンベストを更新しトップに立ちます。

フリーは強い眼差しで歌詞を口ずさみながらスタート。最初の2種類の4回転ジャンプは決まりませんでしたが、後半に固めた高難度のコンビネーションジャンプはすべて成功。クライマックスでここぞとばかりに披露するイナバウアーに観客は大いに沸きます。演技が進むに連れ疲れが見えたものの、最後まで力強くオペラ座の怪人を演じ切りました。決して本来の出来とは言えないながら、ディフェンディングチャンピオンの風格が感じられる堂々たる演技でした。そんな羽生を上海の観客が熱狂的に迎え入れていたのも印象的でした。ひとたび姿を現せば沸き起こる黄色い歓声、演技が終われば大量に投げ入れられる黄色い熊のぬいぐるみが彼の人気の凄まじさを物語っていました。

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