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フィギュア スケート コラム 2015年1月13日

欧州フィギュア派遣選手決定!!ロシアフィギュアスケート選手権2015 アイスダンス

フィギュアスケートレポート by Pigeon Post ピジョンポスト
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ロシアフィギュアスケート選手権2015 アイスダンス 総合結果
1位 エレーナ・イリニフ / ルスラン・ジガンシン
2位 クセニア・モンコ / キリル・ハリャービン
3位 アレクサンドラ・ステパノワ / イワン・ブキン
4位 ヴィクトリア・シニツィナ / ニキータ・カツァラポフ
5位 ティファニー・ザホルスキー / ジョナサン・ゲレイロ
6位 エフゲーニヤ・コシジナ / ニコライ・モロシキン
7位 ルドマイヤ・ソニツカヤ / パベル・ゴロヴィシニコフ
8位 マルガリータ・ベリャーコワ / ディミトリー・ヴォルコフ
9位 アナスタシア・サフロノワ / イリア・ジミン
10位 アンジェリカ・カニヴェッツ / アレクセイ・チショフ

ロシアの新チャンピオンとなったのは、エレーナ・イリニフ/ルスラン・ジガンシン組でした。結成年でのグランプリファイナル進出からその勢いはまったく止まりません。
SD(ショートダンス)『カルメン』は、情熱的な演技を得意とする2人のはまり役となりました。最初の規定要素であるノットタッチステップシークエンスに素晴らしいスピードで入り、ワンフット(片足で滑る)セクションでは膝を深く使いグイグイと伸びるスケーティングを見せつけます。
ここでレベル3(基礎点7.1)に加点2.2を得たことで、他組から抜きん出る技術点に。ツイズルは開脚ポジションで恐ろしいまでの距離を進んでいき、セカンド・サードも安定させました。課題のパターンダンス(パソドブレ)も情熱的な振付を交え、そのパッションは続くパーシャルステップシークエンスでさらに大爆発。今季から導入された、カップルごとにパターンダンスのリズムを使ってオリジナルの振付のホールドステップを行うシークエンスです。この組は24小節にもなる長いシークエンスに、さまざまなホールドチェンジや小さなリフトを交え豪奢に仕上げました。特に止まって行うステーショナルの振付が大変印象的で、そこで感情を爆発させ自らも周囲も盛り上げて、パーシャルステップの後半からストレートラインリフトまで一気に駆け抜けます。演技構成点は、パフォーマンス、振付、音楽の解釈の3項目で9点台を獲得。総得点を70点台に載せ、他の組を突き放して首位に立ちます。
FD(フリーダンス)『Appassionata』『Anthony and Cleopatra Theme (from "Cleopatra" soundtrack) 』では、多少連戦の疲れがあったのか、リフトで不安定になるところも見られましたが、最初から最後までスピードと、身体いっぱいで表す情熱的な演技を保ちきりました。SDよりわずかに下がったものの、こちらも3項目で9点台を揃える高い演技構成点を得て、フリー2位で総合優勝となりました。演技後のキスアンドクライでは、得点を見て感激がこみ上げ泣いてしまうイリニフに、ジガンシンだけでなくアレクセーエワコーチもクスタロワコーチも思わず破顔。この組を精神的に支えてきたのでしょう。チームに漂う温かな雰囲気が伝わってきました。
(SP 70.35 / FS 101.06 / 総合171.41)

2位はクセニア・モンコ/キリル・ハリャービン組。2011年ジュニアチャンピオンになった後、闘病や不振で苦節が続いた彼らの実力が再び輝きました。
SDの課題であるスパニッシュ・ダンス・リズムは彼らの得意中の得意。非常にキレの良い、大きな踊りで迫力のあるフラメンコとパソドブレを演じ、僅差の3位でFDを迎えます。
そのFDの演技は、現時点での彼らのマスターピースの一つと言えるような素晴らしい演技でした。曲は彼ら自身が探し、ただただこれで滑りたいという感情が湧くという『Sarabande Suite』。グランプリシリーズからの衣装変更が大成功で、シンプルながらも等身大の男女の交わす感情、愛情がリアルに伝わってきます。
演技開始前に、ハリャービンがモンコを大切そうに膝の上に横たえるところからすでに彼らの世界は始まっています。全身を伸びやかに大きく動かし冒頭の旋律を表現すると、するすると伸びるスケーティングでサーキュラーステップシークエンスへ。鏡合わせで交差するツイズルをぴったり合わせ、カーブリフトとローテーショナルリフトを組み合わせた見せ場のロングリフトへ。ピアノの静かな旋律でダンススピン、ストレートラインリフトでモンコが倒立姿勢になると唄が始まり、感情が絡まり合うようなスピニングムーブメントへと、編曲も効果的です。そして、音楽の盛り上がりの最高潮とともに、強い感情と速いスケーティングが融合した……彼らの言葉を借りると「ハイボルテージ」な滑りでダイアゴナルステップシークエンスを駆け抜け、激しく口付けてまたモンコがハリャーヴィンの膝に横たわりフィニッシュ。ステップ以外のエレメンツですべて最高のレベル4を揃え、最終盤のダイアゴナルでレベル3、加点2.2を得たことで技術点で他を上回りFD1位を勝ち取りました。やりきった喜びや充実感が溢れ出るような演技後のハグは感動の場面でした。
(SP 65.72 / FS 101.47 / 総合167.19)

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