人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

フィギュア スケート コラム 2014年12月25日

【2014年ロシア選手権】見どころ

フィギュアスケートレポート by Pigeon Post ピジョンポスト
  • Line

男子シングル

ソチ五輪を終えたばかりの今シーズンも、競争の激しさはまったく変わらないフィギュア大国・ロシアのシングル競技。男子シングルはほか3種目に比べ層が薄いと言われてきましたが、だんだんと世界のトップで活躍する選手が増え、王国復活も間近といったところです。

優勝争いの有力候補に挙がるのが、まずは昨年の覇者マキシム・コフトゥンです。2種類の四回転ジャンプを持ち、ショートとフリーに2本ずつ跳ぶトップレベルの構成で勝負をしています。さらに今季はスケーティングに力強い伸びが加わったことで総合的な評価を徐々に上げており、一歩リードしているかに見えます。

しかし、ベテラン勢が彼の独走を許さないでしょう。セルゲイ・ヴォロノフは、四回転トゥループとトリプルアクセルが安定し、スピンのレベルもしっかり獲得するなど総合力で充実。グランプリファイナルで銅メダル獲得と勢いがあります。さらに、昨季の欧州選手権で悲願の銅メダルを獲得したコンスタンチン・メンショフは、32歳となった今も2種類の四回転を跳び続けています。戦場で正しい情報を伝えるために命を賭すジャーナリストを描いたフリープログラムなど、演技とその世界観にもますます磨きをかけています。この3人が表彰台争いの中心となるでしょう。

さらに伸び盛りの10代選手も見逃せません。まずはシニアデビューのシーズンに四回転に挑戦して成功と、ジャンプの大きさ・質の高さに定評のあるアディアン・ピットキーフ。ジュニアグランプリファイナル3位を含め、7試合の国際大会で武者修行し、シニアカテゴリーでも優勝したアレクサンダー・ペトロフの2名がどこまで食い込んでくるでしょうか。

もう一人忘れてはならないのが、2011年世界選手権の銅メダリスト、アルトゥール・ガチンスキーです。怪我と不振に苦しんだ後モスクワに移籍し、タチアナ・タラソワの下で再起を期す彼ですが、グランプリシリーズ2試合ではまだ何かが噛み合っていない印象でした。しかしヴォーカルを使用したショートプログラムは新しい彼を印象付け、潜在能力の高さ、どこかで巻き返してきそうな予感を感じさせます。

女子シングル

残念なことに、アドリーナ・ソトニコワ欠場のニュースが飛び込んできました。グランプリシリーズ直前の足の怪我から、調整が間に合わなかったとのことです。しかし五輪女王を欠いてなお、今季の国際大会を席巻した女子たちが表彰台から溢れるほどに集結するのがロシア選手権。

優勝争いの最右翼は、五輪シーズンの怪我から立て直し、質の高いジャンプを抜群の安定感で決めてくるエリザヴェータ・トゥクタミシェワ。そして、15歳ながら大人顔負けの踊りに、難度の高いつなぎのステップや動作を散りばめたプログラムを、これまた安定感を持って通してくるエレーナ・ラジオノワ。グランプリファイナルのワンツーを決めたこの2人になるでしょう。

昨季の大活躍が記憶に新しい五輪団体銀メダリスト、ユリア・リプニツカヤは、今期は準備の遅れからフリープログラムでの演技に苦しんでいます。ただ滑りや演技は昨季より遥かにレベルアップしているので、フリーが噛み合えば初優勝も見えてきます。世界選手権4位のアンナ・ポゴリラヤも、スケールの大きな滑りとジャンプが魅力で今季も高い能力を見せています。地元ロシアの試合のプレッシャーがどう出るでしょうか。

さらにその下の世代にもシニアのトップを超えるジャンプ構成を持つ選手が揃うのがロシア女子の末恐ろしいところです。精度の高いジャンプでジュニアグランプリファイナルを制したエフゲーニャ・メドヴェージェワ、シニア顔負けのスケーティングが武器のセラフィマ・サクハノビッチ、優雅さとクリーンな技術を持つマリア・ソツコワらジュニアグランプリファイナルへ進出した3人を筆頭に、10代前半の選手たちが虎視眈々と上位進出を狙います。

そんな若返りが進むように思える中、アリョーナ・レオノワの活躍は嬉しいニュースでした。ショートで魅せる抜群の演技力と楽しませる力、フリーではガラッと変わる大人の魅力。ジャンプが安定すれば、その卓越した演技力は若手の中で強く光る事は間違いありません。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧