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2月8日から、大阪で四大陸選手権が開催される。1999年に創設されたこの大会が日本で開催されるのは、今度で2回目のこと。前回の2000年も大阪での開催だった。
男子は昨年のチャンピオン、カナダのパトリック・チャンが出場しないこととなり、優勝争いは高橋大輔と羽生結弦の間で繰り広げられることになるだろう。全日本選手権のリマッチで、また白熱の演技を期待できる。また無良崇人、米国の新チャンピオン、マックス・アーロン、ロス・マイナー、カナダのケビン・レイノルズなどもメダル争いに加わってくるだろう。
女子もやはり、タイトルは浅田真央と鈴木明子の二人の日本人同士で競うことが予想される。村上佳菜子、カナダの新星、ケイトリン・オズモンド、米国のグレイシー・ゴールドらも、メダルを狙ってくるだろう。若手たちもどこまで演技をまとめてくるかによって、上位に食い込む可能性もある。
男女ともに、演技の内容によっては日本が表彰台を独占することも決して夢ではない。日本勢の存在感を世界に見せ付ける大会になることだろう。
アイスダンスは、カナダのバーチュー&モイヤーと米国のデービス&ホワイトがGPファイナル以来の一騎打ちをすることになる。ファイナルでは米国に軍配が上がったが、大阪ではどうなるだろうか。3位は米国のチョーク&ベイツ、シブタニ&シブタニらの間で競われることが予想される。
ペアは、カナダのデュアメル&ラドフォードに、ムーア=タワーズ&モスコビッチ、新全米チャンピオンのカステリ&シュネイピア、そして中国のペン&ジャンがどこまで迫るかが焦点になるだろう。
田村 明子
盛岡市出身、ノンフィクションライター。1977年留学のため単身渡米し、現在ニューヨーク在住。長い滞米生活と語学力を生かして多様な方面で執筆活動を行う。フィギュアスケートは1993年からはじめ、これまで15回の世界選手権、3度の冬季五輪を取材。選手のみならず、コーチ、ジャッジ、ISU関係者など幅広い人脈を駆使して多面的な視点から執筆。著書に「氷上の光と影」(新潮社)他。
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