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フィギュア スケート コラム 2011年1月30日

【フィギュア欧州選手権】29日 男子シングルスの結果と選手コメント

フィギュアスケートレポート by 宮本 あさか
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スイスのベルンで開催されているフィギュアスケートの欧州選手権は29日、男子のフリーが行われフローラン・アモディオ(フランス)が優勝した。

【男子シングルス結果】
1位 フローラン・アモディオ(フランス)226.86点
2位 ブライアン・ジュベール(フランス)223.01点
3位 トマシュ・ベルネル(チェコ)222.6点
4位 ケビン・ヴァン・デル・ペレン(ベルギー)216.59点
5位 アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)216.07点
6位 サミュエル・コンテスティ(イタリア)204.88点
7位 コンスタンチン・メンショフ(ロシア)202.62点

◆1位 フローラン・アモディオ(フランス)
「今シーズンは本当にすごいことが起きている。グランプリシリーズで初めて表彰台に上って、グランプリファイナルに進出した。そして欧州選手権。夢が現実のものとなったよ。スタッフや側で支えてくれた全ての人にお礼を言いたい。それからジュベールとヴェルネルにもブラヴォーと言いたい。
(チャンの4回転2回について)彼は素晴らしく仕上げてきているね。ボクらみんな厳しいトレーニングを積んできていると思うけれど、ボク自信はまだ4回転をプログラムに入れるとろこまで行っていない。でも必要不可欠だと分かっている。だから世界選手権へ向けて、来月は4回転の練習に集中したい。表彰台に上れたのは本当にステキなことだけれど、一方で他の国々でもものすごい競争が繰り広げられていることは分かっている。だからトレーニングを続けていかなきゃならないんだ。いつか4回転を2回入れられるようになるために。
演技前はいつも頭の中を空っぽにして、できる限り集中することにしている。興奮しすぎないように、雰囲気に乗りすぎてしまわないようにしている。でも今回のフリーでは、観客の声を聞かないわけにはいかなかったんだ。あまりにもスゴイ歓声だったからね。本当にありがたかった。あんなにスゴイ応援は初めてだったんだ。音楽が聞こえなくなってしまったほどだよ。でも難しくもあった。ボクは生まれて初めてメダルを取るための戦いをしていたわけだし、そこにスゴイ歓声が聞こえてきた。状況を上手くコントロールしなきゃならなくて大変だった。でも勉強になったし、経験になった。
確かにボクとジュベールはホテルのルームメイトなんだ。今回の大会で、ボクらは本当に仲良くなった。バカなことを言って笑いあったりした。日程が進むに従って仲は深まっていったよ。そして2人で1位と2位を取ったんだから悪くないね。それにフランスはアイスダンスも金メダルを取ったし、すごいチームだよ。ボクらみんな天にも上った気分だよ」

◆2位 ブライアン・ジュベール(フランス)
「メダルを取れるなんて考えてもいなかったよ。もうジャージに着替えて、控え室でゆっくり休んでいたんだ。順位が少しは上がるかなと思っていたけれど、メダルまでは思ってもいなかった。。ショートプログラムの後はがっかりした。だって大会前にコーチとたくさん練習を積んできたから。ショートもフリーも戦う準備は出来ていたんだ。だからショートが7位だったのは、自分では信じられなかった。トリプルルッツで大きなミスを犯してしまったからだ。だからフリーは順位は気にせずに滑った。ただリンクにたって、戦いたかっただけだったんだ。
(チャンの4回転2回について)今回のような大会は、ボクに自信を与えてくれるし、ボクを強くしてくれる。だからフリーで4回転を2回入れることは、世界選手権への目標だ。2回とも4回転トーループがいいのか、それとも1回はサルコー、もう1回はトーループがいいのか、それは分からないけど。とにかくトレーニングをつんで、上達していなければならないね。でもボクにはできるよ。過去にはやったことがあるんだから、またできるさ。
アモディオとボクの友情、そしてフランス代表全体をつなぐ友情のおかげで、みんなが素晴らしいパフォーマンスを見せることが出来たんだと思う。アモディオは愛すべき人間。シンプルで、一緒に笑いあえる奴だ。だから一緒にリラックスできて、ストレスを感じずにいられた。唯一の問題は、彼が寝言を言うこと。何を言っているのか理解しようと思ったけど、わかんなかったよ」

◆3位 トマシュ・ベルネル(チェコ)
「別に3色メダルコンプリートコレクションしたかったわけじゃないよ、もう銅はいらないな(笑)。もっといい色が欲しかったけれど、これもスポーツさ。ぼくは大会を楽しんだ。ボクより上に入った選手には賛辞を贈りたいし、ボクより下の選手にも同じく賛辞を贈る。非常に素晴らしい大会だった。でも本当に寒かった。観客たちも完全に凍っちゃってたね。
(マイケル・ジャクソンを踊ったことについて)ボクは音楽なんか選べないよ。それは振り付け師がしてくれる。彼が、ボクが次のシーズンにどんな音楽を選べばいいのか提案してくれる。マイケルジャクソンの音楽は観客の反応を引き出してくれるし、ノリがいいから、「やってみてもいいんじゃないかな」と思ったんだ。それに実際、ボクにとっては楽だった。ライバルたちと戦うというよりも、ショーをしているような感じだから。観客を楽しませるために滑っているようなものだからね。
今日はプログラム後半少し疲れてしまっていた。最後のステップシークエンスは望みどおりには出来なかった。それでも観客たちは楽しんでくれたみたいだね。マイケルジャクソンを選ぶ利点はそこにある。いい滑りが出来なくても、観客は音楽を楽しめる」

※エントリーメンバー・結果等は、ISU公式ページでご確認ください。

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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