東福岡、大阪桐蔭、桐蔭学園などの強豪校が順当に2回戦へ。全国高校選抜ラグビー大会1日目

花園を制した東福岡も優勝候補

3月25日（土）、埼玉・熊谷ラグビー場を中心に第24回のラグビー高校選抜大会が開幕した。各ブロック予選を勝ち抜いた29校と開催県枠（1校）、実行委員推薦枠（2校）の32校が出場し、大会1日目の1回戦16試合が行われた。

Bグラウンドでは6試合が行われた。第1試合は昨年のベスト4で、九州Bパート王者の佐賀工業（佐賀）が10トライを重ねて黒沢尻工（岩手）に大勝。第2試合は名古屋（愛知）と東海大相模（神奈川）が対戦。前半こそ7点差だったが、後半、東海大相模が突き放さし、31-5で東海大相模が勝利した。

昨年ベスト4の佐賀工業

第3試合は東海大福岡（福岡）と中部大春日丘（相手委）が対戦。地力に勝る東海王者の春日丘が41-14で勝利した。第4試合、東西の地区大会ベスト4の激突は関大北陽（大阪）が先制したが、國學院久我山（東京）が後半に8点を加えて、8-7で逆転勝利を収めた。

将来性を大いに感じさせた長崎南山の1年生PR本山

第5試合は近畿大会準優勝の常翔学園（大阪）が、函館ラ・サールを寄せ付けず17トライの猛攻を見せて103-0で大勝した。第6試合は長崎南山と東京が対戦し、前半は2点差の接戦だったが、ボールを動かした長崎南山が3トライを重ねて東京に快勝した。

◆Bグラウンド結果
○佐賀工業 62-0 黒沢尻工●
●名古屋 5-31 東海大相模○
●東海大福岡 15-41 中部大春日丘○
●関大北陽 7-8 國學院久我山○
○常翔学園 103-0 函館ラ・サール●
○長崎南山 35-17 東京●

難敵を下した大阪桐蔭

Cグラウンドでは5試合が行われた。近畿王者の大阪桐蔭（大阪）は終始ペースを握り、流通経済大柏（千葉）を20-0で下した。第2試合の松山聖陵（愛媛）と秋田中央（秋田）は、松山聖陵が1点差で勝利した。第3試合は今冬、花園を制した東福岡（福岡）と地元の川越東（埼玉）が対戦。東福岡が危なげなく43-0で快勝した。

初出場初勝利の高川学園

第4試合は初出場の高川学園（山口）と秋田工業（秋田）と対戦した。高川学園は守りで粘りを見せて18-12で勝利。高川学園だけでなく、山口県勢として選抜初勝利となった。第5試合は尾道（広島）と國學院栃木（栃木）が対戦。栃木は先行される厳しい展開となったが、ディフェンスで粘りを見せて、21-19で逆転勝利を収めた。