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ラグビー コラム 2022年7月19日

菅平高原で熱闘3日間!報徳学園の初優勝で幕を閉じた「第9回全国高校7人制ラグビー大会2022」レビュー

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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14点を奪われた東福岡は、ディフェンス背後へのキックに活路を見出す。

前半4分にはキックの再獲得から185センチの舛尾緑がトライを返す。しかし「1対1、ブレイクダウンで仕掛けようと思ったが、報徳はブレイクダウンを作らせなかった」(東福岡・大川虎拓郎主将)

強みを封じられ、その後も2トライ(前半5、7分)を奪われた東福岡は、19点ビハインド(7-26)で後半へ。

しかし後半1分、東福岡はふたたび防御裏へキックを転がして、インゴールで永井大成がグラウンディング成功。

さらに後半3分には連続攻撃からふたたび永井がトライを決め、9点差(17-26)に迫った。

残り時間はまだある――。さらに追撃したい東福岡だったが、ハイタックルなど3連続の反則で窮地に。

ここで、またも報徳学園の伊藤が電撃的なラン。

ラックから、相手ディフェンスが外展開に動いたところで内へ切れ込み、ラックから立ち上がっていた石橋チューカがパスを受け、初優勝を手繰り寄せるチーム5トライ目。

このまま14点リードを守り続けた報徳学園が、最後はボールを蹴り出してノーサイド。31-17で歓喜に沸いた。

大会初優勝と共に、高校2冠を達成した報徳学園。MVPに輝いた伊藤利江人が語った。

「(コロナで)春は決勝戦ができず、腑に落ちないというか、納得できなかった。今大会は実力で優勝できて良かった。東福岡にライバル意識持っていたので勝てて良かった」

「今大会、ランニングラグビーもフィジカル面も成長できたので、15人制も頑張って、花園でも優勝します」(報徳学園・伊藤)

昨年は無観客開催であり、有観客としては2019年以来3年ぶりの開催だった。

ラグビーファンにはお馴染みの菅平で繰り広げられた3日間の熱闘。

そして冬の全国高校ラグビー大会(花園)へ、高校ラガーたちの物語は続いていく。

■第9回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会 決勝トーナメント順位

報徳学園

【カップトーナメント】
1位 報徳学園
2位 東福岡
3位 東海大大阪仰星
3位 国学院栃木
5位 佐賀工業
6位 茗溪学園
7位 尾道
7位 流経大柏
9位 京都工学院
10位 岐阜工業
11位 早稲田実業
11位 大分東明
13位 桐蔭学園
14位 朝明
15位 松山聖陵
15位 光泉カトリック

常翔学園

【プレートトーナメント】
1位 常翔学園
2位 開志国際
3位 仙台育英
3位 長崎北陽台
5位 春日丘
6位 日本航空石川
7位 高鍋
7位 城東
9位 天理
10位 倉敷
11位 熊本西
11位 近大和歌山
13位 東海大翔洋
14位 明和県央
15位 坂出第一
15位 コザ

青森山田

【ボウルトーナメント】
1位 青森山田
2位 石見智翠館
3位 札幌山の手
3位 東海大甲府
5位 秋田工業
6位 勿来工業
7位 岡谷工業
7位 大津緑洋
9位 黒沢尻工業
10位 富山第一
11位 米子工業
11位 鹿児島実業
13位 山形中央
14位 若狭東
15位 昌平
15位 土佐塾

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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