人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年7月16日

【ハイライト動画あり】松山聖陵が華麗な逆転劇!大阪の常翔学園を撃破。全国高校7人制ラグビー大会2022予選プール(大会1日目)

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line
勝利し歓喜の松山聖陵

勝利し歓喜の松山聖陵

7月16日(土)開幕の高校7人制ナンバーワン決定戦、第9回全国高等7人制ラグビー大会。

参加48校が16組に分かれての予選プールが16日(土)にスタート。

Hプールでは、5大会ぶりの出場となった大阪・常翔学園と、年々存在感を増している愛媛・松山聖陵が、長野・菅平高原サニアAグラウンドで激突した。

■Hプールに入った3校
常翔学園(大阪・5大会ぶり2回目)
黒沢尻工業(岩手・3大会ぶり4回目)
松山聖陵(愛媛・2大会連続5回目)

【ハイライト】 松山聖陵 vs. 常翔学園

常翔学園は初戦で黒沢尻工業に52-14で勝っており、ここで勝てばカップ(各組1位)トーナメント進出が決定。

大会初戦の松山聖陵は、開始直後から見事なラックのターンオーバーを見せたものの、先制トライは常翔学園。

空いたスペースへクロスキックを放り込み、難なく捕球した9番角田蓮がインゴールへ駆け込んだ。

お互いにキックを活用していた試合で、さらに常翔学園は吉岡佑真が巧みなランでチャンス創出。ふたたび9番角田が左隅を疾走し、連続トライで12点リード。

しかし結果的に常翔学園は以降、得点ができなかった。

松山聖陵の得点は前半ロスタイム。常翔学園のキックオフボールがインゴールに入ってしまい、松山聖陵がハーフウェイラインから攻撃開始。

常翔学園は守り切れず、最後は高校ジャパン候補の井上魁が、相手反則から速攻して突進。トライを奪い、ビハインドを7点(5-12)に縮めて後半へ向かった。

後半、まばゆく輝いたのは松山聖陵だった。

まず局面を変えたのは松山聖陵の井上魁。相手をドミネートするビッグタックルで攻撃権を強奪。

ここから逆襲に転じると、浦本明惟がトライ(ゴール失敗)。ビハインドを2点差とした。

松山聖陵は生まれたモメンタム(勢い)を活かす。

1年生からの主力で、足技の巧みな中村仁が意表を突くショートパント。みずからインゴールで再獲得し、連続トライで見事に逆転。

さらにゴール成功で5点リード(17-12)とすると、後半4分にはスクラムのターンオーバーから、ふたたび中村仁がショートキック。

これをトップスピードで追いかけていた坂本渉が鮮やかに捕球し、前半と合わせて4連続トライ。

このまま常翔学園を振り切った松山聖陵は、22-12で鮮烈な逆転劇。夏の菅平で、拳を突き上げた。

プール1位通過の松山聖陵は17日(日)、カップトーナメント初戦で、連覇を狙う強敵・東海大仰星(大阪)にチャレンジする。

常翔学園はプレート(各組2位)トーナメントへ回り、初戦で東海大仰星と好勝負(19-24)を演じた倉敷(岡山)との対戦が待つ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ