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ラグビー コラム 2022年7月3日

【ハイライト動画あり】アタック・ファーストで攻めた日本代表、フランスに効率よく得点され終盤に力尽きる

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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「率直に悔しいです」。坂手淳史キャプテンは試合直後のインタビューで開口一番に言った。「善戦」ではなく「完敗」だった。来年のラグビーワールドカップでベスト8以上を目指す日本代表にとって、若手が多いとはいえ、世界ランキング2位との戦いは現時点での実力を如実に表す機会だった。日本代表は「アタック・ファースト」をテーマにこの試合に臨んだ。キック戦略に長けたフランス代表に対して、できるかぎりボールをキープして攻撃を仕掛けるという意図だ。フランス代表を消耗させる狙いだったが、消耗したのはボールを6割方キープして攻めた日本代表だった。

シオサイア・フィフィタ

7月2日(土)、気温35度という暑さの中、豊田スタジアムには24,570人の観客がつめかけた。午後3時5分、アイルランド協会のフランク・マーフィーレフリーの笛が鳴り響く。フランスボールのキックオフをキャッチした日本代表WTBシオサイア・フィフィタが22mライン内から突進すると、フランス代表デビューを飾ったLOトマ・ジョルメス(身長203cm、体重127kg)が低い姿勢で激しくタックルしフィフィタを押し戻す。このインパクトは強烈だった。ここからボールを右オープンに展開した日本だがパスミスが起きてターンオーバーされ、フランスボールのスクラムとなる。

フィールド中央、ゴールラインまで10mのスクラムからの仕掛けは見事だった。スクラムは崩れたが、SHマキシム・リュキュが右にボールを持ち出し、そこに左からSOマチュー・ジャリベール、FBメルヴィン・ジャミネが縦に並んで回り込んでくる。その外側にパワフルなCTBビリミ・バカタワが縦に走り込む。ここで内側のディフェンスを止め、ジャリベールとジャミネが外側のディフェンダーに向かって斜めに走って引き寄せ、タッチライン際にいたWTBダミアン・プノーにジャリベールがロングパスを送った。走るコースとサポート選手の位置取り、パスの精度の高い攻撃であっさりと先制トライを奪う。実力差を見せつけられるような、キックオフからトライまでの一連のプレーだった。

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