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ラグビー コラム 2022年6月17日

今季の勢力図が決まる大一番。関東大学春季交流大会、帝京大学対東海大学戦プレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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武藤ゆらぎ(東海大学)

BKは昨季のレギュラーが数多く残る帝京に対し、東海は顔ぶれが大幅に入れ替わった。その中でポイントとなりそうなのがSOのプレーメイクだ。帝京の高本幹也、東海の武藤ゆらぎといずれの10番も下級生時から公式戦を経験してきた学生有数の司令塔であり、キック、パス、ランの優れたスキルセットに、深いラグビー理解と卓越したゲームセンスをあわせ持つ。厳しい圧力を受ける中で両者がいかに試合を組み立てるかという点も、この試合の重要な見どころになる。

江良颯(帝京大学)

発表された登録メンバーを見ていくと、帝京はHO江良颯が今季初先発で、左PR津村大志、右PR上杉太郎とフロントローを形成する。LO陣は早稲田戦と同じ山川一瑳と江里口真弘のペア。バックローも前節に続きFL青木恵斗、FL奥井章仁にNO8延原秀飛という布陣だ。

HBはSH李錦寿とSO高本幹也の昨年からのコンビ。WTBは高本とむが11番に移り、14番には小村真也が入った。松山千大主将、二村莞司の両CTBとFB谷中樹平は3戦連続のスターターだ。

対する東海のFWは、前節から1人を変更。玉木皓盛がHOに入り、平晴樹、本田啓の両PRと第1列を組む。バックファイブは2週前の明治戦と変わらず、LOに朴淳宇、ワイサケ・ララトゥブア、FLはアフ・オフィナとレキマ・ナサミラ、NO8井島彰英という並びだ。

ゲームを組み立てるのはSH清水麻貴、SO武藤ゆらぎのHB陣。13番にキャプテンの伊藤峻祐が復帰し、今村泰士とCTBを組む。前節13番で出場した谷口宜顕が15番に下がり、バックスリーは左WTBに岡村優太、右WTBに中川湧眞、最後尾のFBに谷口という構成になった。

現在Aグループ3位の明治は残り1試合(対日本大学、6月19日13時キックオフ)の時点で勝点13。東海は今節勝利か引き分けで優勝が決まり、帝京は勝てば逆転で1位になる可能性がある。もっとも、タイトルうんぬん以上に両校ともこの一戦に必ず勝つという気持ちのほうが強いだろう。連覇がかかる帝京と、悲願の大学日本一を目指す東海。どちらが今シーズンの主役となるか、注目だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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