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ラグビー コラム 2022年5月27日

大本命同士の頂上決戦 攻めの東京サンゴリアスか、守りの埼玉ワイルドナイツか

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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埼玉WKは東京SGとの直近4試合の対戦で3勝1敗と勝ち越している。昨年の決勝と今年の試合では各30得点以上を記録した。東京SGは埼玉WKには分が悪いが、ディビジョン1の直近9試合では8勝1敗。今季12勝のうち、11試合で30得点以上を記録して得点力の高さを見せつけている。両チームはセットプレーの安定感も際立っている。ディビジョン1でスクラム成功率が 90%を超えているのは、埼玉WK(94.2%)と東京 SG(93.9%)だけだ。逆に言えば、スクラムで優位に立ったチームに勝利は大きく近づく。ホッキングス不在の中で東京SGが埼玉WKのラインアウトを乱せるかどうかも注目ポイントだ。

両者の戦いの図式は分かりやすい。東京SGは素早いテンポでボールを動かす超攻撃型。埼玉WKは粘り強い組織防御から切り返す堅守速攻型だ。東京SGが勝つためには、埼玉WKにターンオーバーを許さない精度の高いプレーが必要だ。トライが取り切れなくても、ボールをテンポよく動かすことがきれば埼玉WKの反則を誘えるだろう。そうすれば、FBダミアン・マッケンジーの正確なPGで着実にスコアできる。

埼玉WKは粘り強く守ってチャンスを待つ。一か八かに見えるインターセプトもディフェンスで圧力をかけ続けるからこそ、相手のパスコースが限定される。今回も得意の形で決定的なトライを奪うのか。それとも、東京SGがターンオーバーを許さずにトライを取り切るのか。一瞬たりとも目の離せない激闘になるだろう。リーグワン初代王者としてトロフィーを掲げるのは誰か。初代MVPに輝くのは?日本ラグビー最高峰の戦いをあらゆる角度から楽しみたい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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