人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年5月2日

【ハイライト動画あり】強い東芝が帰ってきた! 東芝ブレイブルーパス東京、首位・東京サンゴリアスに快勝

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

【第15節ハイライト】東芝ブレイブルーパス東京 vs. 東京サンゴリアス|ジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1

東京SGもスクラムでは優位に立ち、後半10分にはBL東京の反則を誘って、PR石原慎太郎、垣永真之介が雄叫びをあげた。攻撃面でもボールを動かして反撃を試みたが、ことごとくボールキャリアーがBL東京の激しいタックルを受ける。「東芝のディフェンスは前に出てくる。雨でボールが滑りやすいこともあって、オプションの選手を準備することなくアタックしてしまった」と、東京SG中村亮土キャプテン。パスを受ける可能性のある選手を多く配置できず、ディフェンス側にとって的が絞りやすい攻撃をしてしまったということだ。

一方、BL東京の小川キャプテンは言った。「コンタクトのところで絶対に勝つというメンタリティーで臨みました。FWのディフェンスが相手を前に出させなかったので、自分たちとしては前に出れば(タックルが)当たるという感じでした。FWありがとう!と言いたいです」。後半なかば、両チームがフロントローのメンバーを交代させると、BL東京がスクラムでも優位に立った。終盤は完全にBL東京は試合を支配した。

プレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたBL東京FLリーチ マイケルの奮闘も目を見張るものがあった。東京SGの選手にディフェンスを破られそうなときはリーチが現れてタックルし、ボールを持っての突進でも確実に前に出た。後半29分のトライも、ラインアウトからの11フェイズの連続攻撃のなかで3度ボールを持ち、最後はマット・トッドからのパスを受けてゴールラインに迫り、PR藤野佑磨のトライを引き出した。リーチが全盛期の凄みを取り戻したことも、強い東芝復活の要因だろう。

「すごいプレッシャーのなかで勝って、チームが成長した一日だと思っています」。リーチの言葉通り、負けられないプレッシャーのなかで東京SGを倒したことは自信につながるだろう。3トライ以上引き離すボーナス点もゲットしてことで、勝ち点も49に伸びた。5位トヨタVとの差は3点。有利な立場で最終節(対静岡ブルーレヴズ)を迎えることになった。ここでも勝利して「強い東芝」を確かなものにすれば、プレーオフで戦う上位陣にとっては脅威の存在となる。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ