人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年4月10日

【ハイライト動画あり】サンゴリアスが終盤のトライラッシュでレッドハリケーンズを突き放し首位をキープ。リーグワン第12節レビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
  • Line

【第12節ハイライト】東京サンゴリアス vs. NTTドコモレッドハリケーンズ大阪|ジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1

並のチームなら焦れて強引なプレーに傾きそうな流れだったが、そうはならないのがサンゴリアスのサンゴリアスたるゆえんだ。疲れが蓄積してくるこの時間帯でむしろ一段上の集中力を発揮し、74分に自陣からのアタックを仕留めきってSOマッケンジーがチーム4本目のトライをマークする。

これで勝利を決定づけると、その後も攻撃の手を緩めることなく足の止まったレッドハリケーンズの防御を切り崩し、78分にCTBケレビ、80分にはWTB仁熊秀斗がトライを追加。わずか6分間で3トライを奪う猛攻で一気に突き放し、39点差の大勝を収めた。

サンゴリアスはボーナスポイントつきの11勝目で勝点を51まで伸ばし、首位をがっちりと維持。前節終了時点で2位だったクボタスピアーズ船橋・東京ベイ横浜キヤノンイーグルスに敗れ、同3位の埼玉パナソニックワイルドナイツも勝利したもののボーナスポイントを逃したため、両チームとの勝点差は7に広がった。これまでFBに入ることが多かったマッケンジーをSOで先発させ、加入2年目の期待のFW箸本龍雅が公式戦初出場を果たすなどまだまだ熾烈なメンバー争いは続いており、クライマックスに向けここからさらにチーム力を伸ばしていきそうな印象を抱かせる。

何といっても際立つのは自慢の攻撃力で、どのエリアのどんなシチュエーションからでも仕掛け、フィニッシュまで持っていける決定力は、ディビジョン1の12チームの中でも突出している。今後メンバー構成を固め、戦い方を研ぎ澄ませていったところでどんなラグビーを披露してくれるのか楽しみだ。

敗れたレッドハリケーンズにもポジティブな要素は少なくなかった。とりわけTJ・ペレナラが抜けた後のゲームメイクの軸となる選手が定まらなかった中、SHメイヤーが出場2戦目で獅子奮迅のパフォーマンスを見せたことは、この上ないプラス材料だろう。残る4節にチームのすべての力を結集し、ひとつでも多くの勝利をファンに届けてくれることを期待したい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ