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ラグビー コラム 2022年4月1日

シーウェイブスが地元で意地を見せるか。ヒートにとっては上位3強確定をかけた戦い。リーグワンディビジョン2第9節プレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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この点では、両軍の10番を務めるシーウェイブスのブレット・キャメロンとヒートの朴成基のゲームコントロールにも注目したい。ともに正確でよく伸びるキックを有し、司令塔としてプレーを組み立てる重要な役割を担う。蹴り合いで優位に立ち、効率よくFWを前に進められたほうが、試合の主導権を握りそうだ。

釜石シーウェイブススターティングメンバー

登録メンバーを見ていくと、シーウェイブスは前節のスカイアクティブズ戦から先発8人を変更と大きく布陣を組み替えた。両PRには延田朋樹と今季初出場の束田涼太が入り、LOベンジャミン・ニーニーが第5節以来3戦ぶりに復帰。FL陣は上田宥人、河野良太のハードワーカー2人で、サム・ヘンウッドが7番からNO8に下がった。

BKではヘルダス ・ファンデルヴォルトが第4節以来のメンバー入りで、キャプテンの小野航大とCTBコンビを組む。菅原祐輝は13番からWTBにシフト。14番には加賀亮太郎、FBには中村良真が名を連ねた。加賀もこれが今季初出場だ。

三重ホンダヒートスターティングメンバー

対するヒートの変更は5人。エネルギッシュなLO中川真生哉が2試合ぶりに先発復帰を果たし、前節LOで出場した小林亮太は本来のFLを務める。パディー・バトラーがリザーブから繰り上がり、8番での先発だ。

BKはアタック力が魅力のSH根塚聖冴が9番で登場。前半戦で好調だった11番のWTB尾又寛汰は第3節以来のスタメン復帰となる。12番に入った半井優太も第4節以来5戦ぶりの出場。アウトサイドのWTB生方信孝、FBマット・ダフィーと合わせてスピードランナーぞろいの布陣で、ワイドな展開からスペースにボールを運んでチャンスを作りたいところだろう。

シーズンも終盤に入り、残る2節は目の前の試合での勝利もさることながら、順位決定戦とその後の入替戦に向け、いかにチームとして勢いに乗っていくかということも大事な要素になってくる。その意味では結果はもちろん、何より戦いぶりが問われる一戦といえる。

なお両者の一巡目の対戦は第1節で、この時はヒートがホストスタジアムの三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で48-24と勝利を収めている。もっとも敗れたシーウェイブスも一時0-29と大きく先行されたところから後半に4トライを挙げて追い上げており、その後への可能性を感じさせる試合内容だった。11週後の再戦でそれぞれどのような成長を遂げているかという点も、この試合の重要なチェックポイントとなる。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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