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ラグビー コラム 2022年3月23日

文武両道の福岡県立修猷館高校、自力で決めた初の選抜出場。全国高校選抜ラグビー大会 注目校紹介

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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SO島田主将(右)とLO原田副将

例えばキャプテンSO(スタンドオフ)島田隼成(2年)は高校卒業後、「ラグビーで上を目指したい」とニュージーランドの大学へ進学を希望しており、副将LO(ロック)原田恒耀(2年)は「早稲田大学でラグビーを続けたい」と話す。ケガの影響で今大会の出場は難しいが、未経験者ながらSH(スクラムハーフ)のレギュラーとなった佐藤琉海(2年)は、成績は学年トップクラスで、国公立の難関大学を目指しているという。

すでに選抜大会の1~2回戦の組み合わせは決まっており、3月25日の1回戦は69回と花園最多出場の秋田工業(秋田)と対戦し、勝利すれば2回戦では桐蔭学園(神奈川)と松山聖陵(愛媛)の勝者と対戦する。

今年度のチーム目標は秋の花園予選で「ヒガシを倒すこと」を掲げているが、島田主将は「個人として初めての全国大会出場にワクワクしています。キックで周りの選手を活かしながら、チームがより良い方向にいくようにゲームメイクしたい。1回戦で自分たちのラグビーをして勝利し、その先を経験したい」と語気を強めた。

秋田工業戦ではFWの奮闘が鍵を握る

FW(フォワード)の中心選手の1人、副将のLO原田は「川嵜コーチからは基本的なことから、いろいろなことを教わっています。(1回戦で対戦する)秋田工業はFWが強いと思いますが、FW全員で真っ向勝負したい。そして全国レベルの相手と戦うのは自分の人生の中でも貴重な経験、糧になると思うので、今後の人生につなげたい」と話す。

自身も初の全国大会の指揮となる眞鍋監督も、「公立高校は部員が少ないのでポジション争いはなく、部員全員を戦力にしないと勝てない。全員がチームの勝利に必要です。高鍋戦の後半がそうだったように、15人が1つになって、ディフェンスで身体を張ったときは強いチームに変身できる」と意気込んでいる。

コロナ禍の影響でなかなか練習時間が取れない中でも、チーム一丸、選抜に向けて準備を進めてきた。1回戦の秋田工業は偶然にも1951年度の花園の準決勝で敗れた相手であり、OBも勝利を期待している。修猷館が伝統の泥臭いディフェンスとエリアマネジメントを武器に2度目の選抜に挑む。

文:斉藤健仁/写真提供:修猷館高校ラグビー部

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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