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ラグビー コラム 2022年3月22日

NECグリーンロケッツ東葛、大学でチームの躍進を支えた実績ある5選手が加入

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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明治大で活躍し続けたPR山本

3人が加入したFW、1人目は明治大学でセットプレーで強さを見せてきた身長173cm、体重102kgのPR(プロップ)山本耕生だ。小学校1年から競技を始めて、桐蔭学園時代は春の選抜大会で優勝、「花園」ではベスト4に進出し、高校日本代表にも選ばれた。

スキルも高く戦術眼にも長けた選手で、明治大学では1年から試合に出場、2年時から中軸としてプレーし、スクラム、ラインアウトといったセットプレーの安定に貢献した。山本は「今まで支えてくださった皆さんとNECに感謝して、恩を返せるよう精一杯頑張ります」と謙虚に話した。社会人でもコツコツ努力を重ねて、試合出場を狙う。

大学選手権決勝 優勝して喜ぶHO小林

2人目は大学選手権で4シーズンぶりに優勝した帝京大学出身の身長174cm、体重108kgのHO(フッカー)小林恵太だ。決して強豪校ではない宮崎西高校出身ながら、帝京大学で2年時から先発出場するなどボールキャリー、セットプレーで存在感を示した。

3年時、4年時はなかなか2番をつけることはできなかったが、控えから出場して2021年度の大学選手権準決勝、決勝では国立競技場でもプレーした。小林は「これからチームの一員として成長できるように努力してまいります」と話した。スクラム、ラインアウトといったセットプレーの安定に貢献して試合出場をうかがいたい。

キャプテンシーに長けた法政大出身の大澤

最後は2021年度、法政大学でキャプテンを務めた身長180cm、体重103kgのFL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)大澤蓮だ。5歳から競技を始めて、長崎南山高校の3年時には花園にも出場、高校日本代表候補にも選出された。法政大学でも1年時から試合に絡み、2年時から主力として活躍した。ボールキャリーとキャプテンシーに長けたエネルギッシュな選手で、決定力も高い。

大澤はチームを通して「ルーキーとしてエナジーを出してチームに勢いづけ、笑顔と負けん気で頑張っていきます」と新人らしくコメントした。まずは練習からアピールして試合出場を狙う。

大学のラグビーシーンで低学年から活躍してきた実績ある5選手は、NECグリーンロケッツ東葛のさらなる躍進に大いに寄与するはずだ。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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