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このペナルティから速攻したブラックラムズは敵陣に入り、最後はPR千葉太一が押し込み、雄叫びを上げた。
追いつきたいブラックラムズだが、前半39分にトライを許し、15点ビハインド(7-22)で後半に入る展開。
ブラックラムズのHO武井キャプテンは試合後「課題は相手陣に入ったところでトライを取ること。自分たちのディシプリン(規律)などでのミスから取り切れませんでした」と語った。
しかし規律を守りながらフェーズを重ねれば、スコアできる自信があった。
序盤から攻撃の要として機能していたのが愛称「ミルキー」のSOアイザック・ルーカスだ。
愛称の由来について問われると、みずから冗談めかして「色白でサンスクリーン(日焼け止め)をよく使っているからでしょう」(SOルーカス)。異能の23歳は、パナソニック攻略のプランについて問われると「辛抱強くあり続けること」と答えた。
「辛抱強くフェーズを重ねれば結果は出ると思っていました」(SOルーカス)
後半5分、その「結果」が出た。
しかし昨季王者のワイルドナイツは大崩れしなかった。
「後半の最初、特に自陣でペナルティを犯してプレーしてしまいましたが、修正できるペナルティだったので、その後切り替えて修正できました」(ワイルドナイツHO坂手淳史)
埼玉ワイルドナイツ 堀江翔太選手
後半19分には堀江翔太がフランカーで投入。これで前身の三洋電機、パナソニックから数えてチーム公式戦162キャップ。引退した北川智規、現役のヒーナン・ダニエルを上回りチーム最多を記録した。
ワイルドナイツで大車輪の活躍だったのは、80分間出場し、プレイヤー・オブ・ザ・マッチも受賞したHO坂手淳史キャプテンだ。
得意のディフェンスではチーム最多19タックルを放ち、アタックでもチームFWで2位タイの9キャリー。ラインアウトは13回すべてのスローイングを担当し、成功率100%を達成した。
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