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ラグビー コラム 2022年3月11日

大学王者に10度、帝京大学の名将・岩出雅之監督が退任。新たに相馬朋和監督が就任

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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相馬新監督は埼玉ワイルドナイツの名将ロビー・ディーンズ監督、そして岩出監督の下でコーチを経験し「驚くほど共通点が多い」と感じた。「岩出さん、ロビー監督にも教えるより、よく観察しなさい、よく見ることからはじめなさいと言われました。どうしても感情、情熱が先走って教えたくなってしまうが、ちょっと待ちなさい、見てからにしなさい、と。自分がコーチになるときに最初の一歩をいただきました」と振り返った。

新たな指揮官として相馬監督はどんな指導をしていきたいかと聞かれると「言葉にすると(帝京大ラグビー部のいいところを)守っていきたいと思います。周りの人に聞きながら、今あるものを大切にして、新たなものを加えていけたらと思います。まだまだ見るべきものが多すぎて、まずは見ること、そして、なぜそうなのかなど、考えることから始めたい」と話すにとどめた。

26年間の監督生活を終える岩出氏(右)

岩出監督は26年間、帝京大学ラグビー部を指導し、2009年度からは大学選手権9連覇、そして2007年度からの15年間で14度の大学選手権ベスト4以上に導くという実績を残した。当然、相馬新監督は「監督を引き受けるかどうか」を悩み、今でも「毎日、夜寝る前、朝起きる時、責任の重さで押し潰されそうになる」と正直に吐露した。

ただ、決意を固めての大学指導者への転身だった。昨秋、相馬新監督はパナソニックを退社、実質的に夏合宿から帝京大学でのコーチングをスタートしており、新チームもすでに始動している。現役時代よりも大きくなった体重130kgの巨漢監督は「なんとかこのチームをさらに未来のチームにできるように頑張っていきたい」と大きな胸を張った。

新監督の15人制ラグビーにおける初采配は4月末だという。「なんでも指導します」と語気を強めた相馬新監督は当然、就任1年目での大学選手権優勝、連覇を見据えて強化を押し進めていく。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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