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さらに前半5分、SOコビー・ミルンの新ルール「50:22」が決まるなど効率的に敵陣へ入り、前半10分、17分に連続PG成功。
結果としてPG3本で9-0とリードしたが、逆を言えばトライを狙うチャレンジはしなかったということ。試合後にダミアン・カラウナHC(ヘッドコーチ)が理由を語った。
「今回はこうした目的(PGで着実に加点する戦略)をもってゲームをやりました。過去何試合がボールを回しましたが、思うようなラグビーができなかった。そこでこうしたゲームプランにしました」
この後、ブルースのゲームプランを崩したのはブルーシャークスのブレイクダウンでのハードワークだ。
前半18分、立正大卒のLOナッシュ・タイのジャッカルからPG成功。さらに同31分にもショットを成功させ、同34分にはSOオルビン・レジャーがロングキックを披露した直後、自身でジャッカルを決める活躍。お返しの3PGで同点(9-9)に追いついた。
ブレイクダウンの劣勢について、ブルースのカラウナHCは「キャリーが浅すぎてモメンタム(勢い)が生まれなかったことが原因」。しかしブルースは前半にさらに1PGを返し、3点リード(12-9)として勝負の後半へ向かった。
この日最初のトライが生まれたのは、後半2分。
先発の海外出身選手6人がそれぞれの役割を果たしている印象のブルーシャークスだが、後半2分、まずは敵陣ラインアウトからNO8マーフィー・タラマイが右隅で突破。
最後はNZ出身の25歳、CTBディック・ウィルソンがステップを駆使して中央に逆転トライ。ゴール成功でこの日初めてリード(16-12)を奪った。
サニックスは攻勢に出たいが、その後2度の敵陣ラインアウトで2連続のミス。2度目は元専修大学主将のハードワーカー、FL松土治樹がイーブンボールに飛び込みターンオーバー。
さらにブルーシャークスは後半10分、フロントローに一部交替があった直後にこの日初めてのスクラム・ターンオーバー。セットピースで優位に立ち始める。
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