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ラグビー コラム 2022年1月31日

【ハイライト動画あり】新生・静岡ブルーレヴズ、新たな船出を白星で飾る。ジャパンラグビー リーグワン第4節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1

【第4節ハイライト】静岡ブルーレヴズ vs. NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

後半、失速してしまったNTTドコモレッドハリケーンズ大阪のヨハン・アッカーマンHC(ヘッドコーチ)は「前半は非常にいいゲームができていた。前半の最後PGを決めていればリードできていたので、その時点では接戦だったと思います。後半はなかなか自陣から抜け出すことができず、ペナルティも多く、その原因を究明していきたい。相手はチャンスをしっかりものにしていた。我々が成し遂げられなかったことをやり遂げていた」と悔しそうに話した。

コロナの影響で5日間練習できなかったことは「言い訳にできない」と話したゲームキャプテンHOマレーは「前半はドコモの方が優勢でしたが、後半入ってすぐにミスやペナルティをしてしまった。ネガティブなプレーを続けてはいけないし、そういうプレーがあった後はポジティブに切り替えなければならない。ペナルティの部分は修正していきたい」と前を向いた。

新たなスタートを切った静岡ブルーレヴズ

3試合の中止後、静岡ブルーレヴズとしての開幕戦を勝利で飾った堀川隆延監督は、まず、「コロナのクラスターが発生し、3試合できなかった。多くの方々にご迷惑をおかけしました。苦しい時期を選手たちは乗り越えて、今日の開幕までにできることをやろう、前を向いてできる限りの準備をしてくれました」と陳謝とともに選手への感謝を述べた。

OBでもある指揮官は「ホストゲーム、静岡ブルーレヴズとしての初戦ということで、何が何でも勝たなければならない、最低でも勝ち点5を取るということを強く思っていました。選手たちは最後80分間、走り続けるマインドを持って、しっかりトライを獲ってくれた。選手たちのことを誇りに思いますし、次につながる試合だった」と満足げに話した。

この試合でチーム100キャップを迎えたLO大戸主将

ホスト初試合、チーム公式戦100キャップ目を勝利で飾ったキャプテンのLO大戸は「結果として勝ち点5を取ることができ、ホスト開幕戦で静岡ブルーレヴズらしい熱い試合ができた。雰囲気作りだったり、入場の時にバイクで盛り上げてくれたり、モチベーションが上がる演出をやってくれて、僕らも勝利で恩返しができたのでホッとしています。これからも、ファンのみなさんとチームを一緒に戦っていくスタイルを作っていきたい」と満面の笑顔を見せた。

ようやく迎えた開幕戦で白星スタートを切った静岡ブルーレヴズは、2月5日(土)の第5節はビジターゲームで、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場で、6位の東芝ブレイブルーパス東京と対戦する。

苦しい戦いが続いているNTTドコモレッドハリケーンズ大阪は6日、ホストのヨドコウ桜スタジアムに、開幕から4連勝で首位に立つ東京サントリーサンゴリアスを迎える。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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