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しかしワイルドナイツはCTBハドレー・パークスがジャッカル成功。約2分20秒の長い攻防の末、前半14分、このペナルティでパナソニックがPG成功。同点(3-3)とした。
この日イーグルスは運動量をベースにラックを連取した。守備側のブレイクダウンでは、ゴール前で2度のトライセーブをされていたNO8アマナキがジャッカルを連発。ワイルドナイツのラック勝利は87.7%(イーグルスは93.9%)に落ち込んだ。
しかし先制トライはホストチーム、前半35分だった。
ワイルドナイツの2021年日本代表スコッド、FB野口竜司がスピードを活かして左隅で数的優位を作り出す。
ここからWTBコロインベテが左隅を突破し、タッチ寸前でピッチにリターンしたルーズボールを、ハードタックルで貢献したCTBディラン・ライリーが再獲得。そのまま独走し、この日両軍初トライを奪って10-3と勝ち越した。
前半終了間際、イーグルスはラックを連取して15フェーズの波状攻撃を仕掛けた。
しかしワイルドナイツは崩れない。CTBライリーのビッグタックルから攻守交代。蹴り返されたボールに反応して戻ったイーグルスCTB梶村祐介だが、WTBコロインベテなどワイルドナイツのチェイサーが迫っていた。
CTB梶村がやむなくボールを蹴り出して、3-10で前半が終了。体力勝負を得意とするイーグルスが根比べに負けた瞬間だった。
しかし2011年度まで下部リーグのトップ―ストAに所属し、これまでトップ4経験がないイーグルスが、2季目の沢木敬介監督の下で「強豪」に脱皮したことは疑う余地もないだろう。
王者との違いがあるとすれば、そのひとつは「選手層」と言えるかもしれない。
後半11分に投入されたワイルドナイツ5人のFWは、21年日本代表スコッド3人(PR坂手淳史、PR稲垣啓太、FL/NO8福井翔大)、スクラム猛者のPR平野翔平、そしてニュージーランド屈指のジャッカラーであるFLラクラン・ボーシェーだった。
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