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ラグビー コラム 2022年1月17日

【ハイライト動画あり】東京サンゴリアス、高速攻撃で7トライ トヨタヴェルブリッツを圧倒

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1

【第2節ハイライト】東京サンゴリアス vs. トヨタヴェルブリッツ

サンゴリアスは、この後もWTB尾崎晟也、マクマーンがトライを加え、29-3で前半を折り返した。後半2分には、ヴェルブリッツのゴール前スクラムから左オープンに展開し、ケレビの横に走り込んだマッケンジーがインゴールに走り込んだ。マッケンジーは、これがリーグワン初トライ。セットプレーからあっさり獲ったトライで勝負はほぼ決した。第1節のブレイブルーパス東京戦ではディフェンスに課題が残ったが、この日は修正され、相手を1トライ、1PGに抑え込んだ。

「トヨタが5、6週間プレーしていないことは知っていました。我々としては3フェイズのクオリティーを保って速いテンポで攻撃する準備をしていました」と、ミルトン・ヘイグ監督。ヴェルブリッツは第1節が中止になり、この日が初戦だったこともあって、ゲーム慣れしていない相手をハイテンポで攻略したということだ。今季より加入のマッケンジーのスピードを生かすシーンも多々あり、チームにフィットしてきた感がある。「後半はミスが多かった。そのあたりは課題です」(ヘイグ監督)。連勝スタートも手綱は緩めずに次戦(1月30日、対ブラックラムズ東京)に向かう(※1月23日の静岡ブルーレヴズ戦は中止)。

「完敗です。言い訳できません。立っていなければいけない場所に立っていないなど、チームとしてのクオリティーが低かったです」。姫野が試合後に語った通り、連携不足で攻めきれず、フィジカルで優位に立つこともできなかった。しかし、第1節が相手チームにコロナ陽性者が出たことで直前に中止になり、心身の調整が難しい状況だったことはたしかだ。本当の力が出てくるのはこれからだろう。2019年の世界最優秀選手のデュトイは、リーグワンデビューで献身的に動き続けた。肩の怪我も癒えたようで、今後、日本の若い選手の手本になるようなプレーが楽しみだ。ヴェルブリッツは1月22日、レッドハリケーンズ大阪と豊田スタジアムで対戦する。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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