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前半15分にはWTB(ウイング)アタアタ・モエアキオラがノックオンでトライを防いでしまい、シンビン(10分間の一時退場)に。
ペナルティトライで7点ビハインド(7-14)を背負うが、14人だったその後の10分間は無失点。FL橋本皓ゲーム主将のジャッカルなど意地の守備を見せた。
しかし神戸Sは敵陣でのラインアウトモールで苦戦し、なかなか得点機を活かせない。
「試合の中でいくつかの大事な瞬間がありましたが、そこで求めている良い結果に繋げられませんでした。それが勝敗に繋がったと思います」(神戸S、デーブ・ディロンHC)
しかし神戸Sは前半39分、ラインアウトからの2次攻撃で切り返し、HO有田隆平のノールック・パスから左展開。左隅で帝京大卒のNO8(ナンバーエイト)ブロディ・マクカランがフィニッシュ。
しかしゴールは不成功で、SA浦安の2点リード(14-12)で後半へ向かった。
後半はお互いの好守備もあって拮抗。神戸Sが2本、SA浦安が1本のPG(ペナルティゴール)を決め、迎えた後半36分だった。
1点(17-18)を追いかけるSA浦安は、敵陣ゴール前でアドバンテージをもらった。
ここで途中出場の鶴田諒がすかさずパスアウト。ボールを受けたSOブラックは、インゴールへキックパス。ハイボール・キャッチの名手であるFBフォラウに合わせた。
「いつもああいったチャンス(アドバンテージからのキック再獲得)は窺っています。オテレ(SOブラック)とはここ数週間、チャンスがあればやろうといった話をしていました」(FBフォラウ)
イズラエル・フォラウ
狙い通りにFBフォラウが捕球し、値千金の勝ち越しトライ。リードを6点(24-18)に広げた。
ホストファンの多い観客席からは、自然と神戸Sを鼓舞する手拍子が。奮起した神戸Sは後半ロスタイム、ホーンが鳴った後に約4分、敵陣に居座りアタックを続けた。
相手ゴールまで5メートル。神戸Sは強力FWが順目に圧力をかけて、途中出場の中島イシレリが突進。LOシカリングのスイープ(クリーンアウト)で空いた順目に、NEC(現東葛)から決意の移籍をしたSH中嶋大希がトライ。
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