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ラグビー コラム 2022年1月4日

4強激突!春の選抜王者vs.夏の7人制王者、3連覇を目指す王者vs.初のベスト4で関東王者。全国高校ラグビー大会、1月5日 準決勝のみどころ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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過去4大会は準決勝で敗れた優勝6回の東福岡が今季は決勝進出なるか。また、過去2大会準々決勝で姿を消した優勝5回の東海大大阪仰星が、地元でファイナルに進むか。今季も見逃せない「定期戦」になろう。

2試合目は初の準決勝進出を果たしたBシード國學院栃木(栃木)と、3連覇を狙うAシードの桐蔭学園(神奈川)という関東勢同士の激突となった。

栃木県勢初のベスト4進出

もともとスクラム、モールに定評があった國學院栃木。今季はFW、BK一体となった組織的なアタック、ディフェンス力を持つ総合力の高いチームだ。3回戦の流通経済大柏(千葉)戦、準々決勝の長崎北陽台(長崎)戦でも、Bシードの相手を1トライで抑えて、高校日本代表候補など絶対的なエースがいない中でもチーム力で勝ち上がってきた。

吉岡肇監督は「桐蔭学園は佐賀工業の強力なモールにもトライを許さない。さすが3連覇のかかっているチャンピオンチームだなと。栃木県、國學院栃木の歴史を塗り替えたので、選手たちには伸び伸びやってほしい」と話した。

2回戦で脳しんとうを起こしてしまったため、欠場が濃厚のLO(ロック)白石和輝(3年)は「桐蔭学園は試合運びがとてもうまいので、自分たちのラグビーをぶつけていきたい。しっかりといい準備をサポートしたい」と準決勝を見据えた。

桐蔭学園WTB原

桐蔭学園は3回戦で尾道(広島)、準々決勝で佐賀工業(佐賀)とセットプレー、ディフェンスに強みがあるチームに対しても組織的に守備をし、相手の隙をしっかりと突いてトライを重ね、7大会連続で準決勝に進んできた。

「(ベスト4に進出し)Aシードの役割が終わった」という藤原秀之監督は「相手は関東チャンピオンなので、めちゃくちゃ強い。ディエンスも強いし、FW、BKのバランスがいい。胸を借りていきたい」と気を引き締めた。

キャプテンFL中島潤一郎(3年)は「お互いにチームメイトに知り合いがいて、ライバル意識がある。(國學院栃木は)個々の能力も高いチームだが、絶対に勝って(優勝できなかった)関東大会の借りを返したい」と腕を撫した。

例年、関東大会や関東スーパーリーグで、年4回ほど対戦があるという両者だが、コロナ禍の影響で、今季は花園で初の対戦となる。勢いに乗る國學院栃木か、3連覇を狙う試合巧者の桐蔭学園か。

早いもので、花園は残り3試合。準決勝に勝利してファイナルの舞台に立つ2チームはどこになるのか、ファンの耳目を大いに集める2試合になりそうだ。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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