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ラグビー コラム 2021年12月28日

石見智翠館、攻撃力を強化した中国地方の雄が新しい歴史に挑む。全国高校ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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BKはタレントが揃い、展開力は全国トップクラス

また、他にも高校日本代表候補CTB(センター)木下颯、SO(スタンドオフ)/CTB(センター)崎田士人、WTB(ウィング)川嶋人夢も180cm以上の身長を誇る。安藤監督は手応えを感じており、「FW、BK一体となったアタックは花園で出し切りたい」と自信をのぞかせた。

今季は3年生が話し合って「『STAY CONNECT』、全員でつながって戦い続ける」というスローガンを立てたという。

FL池田キャプテンは「春の選抜はフィットネスが持たなかったので、この1年間、火、水、木曜日とフィットネスを重点的にやってきた。花園でもフィットネスでは負けない。キャプテンとして言葉では鼓舞できないかも知れませんが、タックルや行動で鼓舞していきたい。目標は全国制覇です」と語気を強めた。

副キャプテンのFB上ノ坊は「智翠館はディフェンスのチームでしたが、今年はアタックでも勝負できる。FW、BK、どちらでも勝負のできるチームになっています。『激戦ブロック』に入ったと言われていますが、その中でもしっかり1戦1戦を大事にして、ベスト16の壁を乗り越えたい」と意気込んだ。

今季の花園は、3回戦までは無観客で行われる。各校60人の枠で応援することが可能だが、石見智翠館は保護者ではなく、部員がその枠を使用する予定だ。「(コロナ禍で)保護者のみなさんも試合を生で全然見られていないので、なんとかブロックを勝ち抜いて、お子さんが観戦できるベスト8以上に行って、見てもらいたいという気持ちが強いですね」(安藤監督)。

Bシードの石見智翠館は初戦となる2回戦で大分舞鶴(大分)と対戦する。同じブロックには、Bシードで優勝候補の一角、春の大阪王者・常翔学園(大阪第一)が入った。4年連続、正月で敗退しベスト16に終わっている石見智翠館。今季こそはその壁を破って上位に進出し、歴史を塗り替えることができるか。

文:斉藤健仁/写真提供:石見智翠館ラグビー部

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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