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ラグビー コラム 2021年12月28日

石見智翠館、攻撃力を強化した中国地方の雄が新しい歴史に挑む。全国高校ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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花園の最高成績はベスト4。歴史をつくることができるか

12月27日に開幕した「花園」こと、全国高校ラグビー大会。近年、Aシードに匹敵するほどの力をつけてきたチームがある。それが31大会連続31回目の出場の石見智翠館(島根)だ。

昨季は3回戦で東福岡(福岡)に26-28で惜敗。そして、今季は春の選抜大会の2回戦で國學院栃木(栃木)に勝利し、準々決勝で東海大大阪仰星に3-14で敗れた。実力があるところは高校ラグビーファンに見せたと言えよう。

1990年創部の石見智翠館(元・江の川)と言えばディフェンス力に定評のあるチームで、2012年に春の選抜大会では準優勝の経験はあるが、花園では2015年度のベスト4が最高で、ベスト8も2回のチームだ。

コーチとして3年、指揮官として21年目の安藤哲治監督(48歳)は「花園のAシード級や西のBシードと対戦すると、力の差を感じていましたが、今では勝負できる位置に来られているかな」と話した。今季の大学ラグビーでも石見智翠館出身の選手が、1年生から活躍しているチームも多い。

1年前にできた人工芝グラウンド

まず、大きかったのが環境面だ。2020年10月に人工芝のグラウンドが完成し、照明も増設された。他のスポーツを見渡しても山陰地方で専用の人工芝を持っているチームは他にはないという。

「山陰は12月から2月にかけて、雨や雪、みぞれが降ります。毎日、ドロドロの田んぼの中で練習していたようなものでしたが、学校側の理解もあり、念願叶って人工芝のグランドができ、毎日、快適に練習ができるようになったことは大きかった」(安藤監督)。

石見智翠館は98人(1年生は32人、2年生が31人、3年生は35人)の部員全員が寮生活を送っている。2年前から強豪相手にブレイクダウンで負けない身体を作るために、狩野裕司アスレティックトレーナー、後藤研S&Cトレーナーの下、週4回のウエイトトレーニングをしているという。

安藤監督は「それまでは我流で生徒任せでしたが、本格的にウエイトトレーニングに取り組んでブレイクダウンで引けをとらなくなった」とその効果を実感している。もちろん毎回の食事で500g以上のお米を食べたり、間食をしたりと、リカバリーと身体作りのために栄養面にもこだわっている。

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