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ラグビー コラム 2021年12月26日

國學院久我山、全国屈指の重量級FWを擁し頂点を目指す。全国高校ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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土屋謙太郎監督

早稲田大学ラグビー部で主将を務め、卒業後すぐに教諭となり、國學院久我山で指導して40年近くになる土屋謙太郎監督(60歳)は「自分たちで決めてやりたいことをやらせた方が責任感につながる」とリーダー陣にチームの運営を任せつつ、「(昨季とスタイルや戦術を)変えなかった。昨季のチームは60~70%だったので100%の形を目指そう、精度が高められなかったところをしっかり整えよう」と指導してきた。

グラウンド横のウェイト器具

「コンタクトとフィジカルをやっていれば試合は崩れない」(土屋監督)という信念の下、ラグビーの前提となるフィジカルアップのために、グラウンドの横にトレーニング器具を置き、半数はウエイトトレーニング、半数はグラウンド練習と毎日、ラグビーと平行して強化に努めてきた。

今年の1月から3月は、國學院大學のグラウンドを借り、目黒学院、東京高校といった都内のライバルとの試合を重ねた。コロナ禍で練習に制限がかかったことを逆手に取って、水曜日を「フィットネスデー」として、サーキット、コンタクト、フィットネスを集中してやる日に定め、金曜日はトレーニングフリーデーとした。そして土曜日が試合の準備、そして日曜日ごとに練習試合を行い、月曜日がオフという「ハードトレーニング、ハードリカバリー」(土屋監督)のリサイクルで1週間を回したことが功を奏したという。

また、キャッチやランコースなどBKの細かいスキルは昨年度まで早稲田大学のコーチを務めていた元サントリーの吉雄潤さんが指導し、スクラムは明治大学のFWコーチの滝澤佳之氏、ラインアウトは東京サンゴリアスのアシスタントコーチの青木佑輔氏がアドバイスするなど、久我山のOBたちも協力を惜しまなかった。

春の選抜大会こそ出場できなかったが、6月の関東大会Bブロックを制した。さらに夏の菅平合宿では御所実業(奈良)、昨年度花園ベスト4の大阪朝鮮(大阪)、関東大会Aブロック優勝の國學院栃木(栃木)の3校にすべて50点差をつけて圧勝。さらに報徳学園(兵庫)には引き分け、石見智翠館(島根)には5-10、京都成章には0-22と敗れたが、大きな自信を得て、目標を全国ベスト8から日本一へと上方修正したという。

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