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大東大戦でも活躍が光ったWTB大森
ベスト8が出揃い、「日本一」の可能性は8校に絞られたラグビー大学選手権。8強入りをかけた試合では、関西・関東の各リーグ2~5位チームが大熱戦を繰り広げた。
同志社大学は関東リーグ戦3位の大東文化大学と対戦し、31-29で勝利。ラストワンプレーでトライを決められ絶体絶命まで追い詰められたが、なんとかリードを死守した。
主将・SH(スクラムハーフ)田村が欠場し、エースWTB(ウィング)和田が途中交代するアクシデントにも見舞われたが、ボールを保持して確実に得点へとつなげる。理想とする展開ラグビーで、6年前の大学選手権で敗れた大東大にリベンジを果たした。今週末からはいよいよ各リーグを1位で通過したシード校も登場し、正念場を迎える。
5年ぶりの秩父宮でベスト4入りをかけて戦う相手は帝京大学。現4年生が1年生の時に9連覇が途切れ、、王座奪還へ燃える最も貪欲な挑戦者だ。今季の公式戦では負けなし。強豪ひしめく関東大学対抗戦を全勝で1位通過。「今年の帝京大は一味違う」と思わせるかのように明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学といった伝統校を倒し、選手権へと突き進んできた。
帝京大の最大の持ち味は、フィジカルを生かしたFW(フォワード)陣の縦突破だ。対抗戦では、主将のPR(プロップ)細木や、HO(フッカー)江良を中心とした近場のサイドアタックを起点にトライを量産。タックルされながら味方にボールを繋ぐオフロードパスで多くの好機を演出してきた。
また、ルーキーのLO(ロック)本橋、FL(フランカー)青木は、昨年の花園で高校日本一を争ったチームの主力選手。若い力が攻守で奮闘することでチームに大きな勢いをもたらしている。
BK(バックス)陣もプレイメーカーのSO(スタンドオフ)高本幹也やCTB(センター)押川が卓越したスキルで多彩な攻撃を生み出す。パス・ラン・キックの三拍子が揃った司令塔の2人を中心にスペースにボールを展開する。両翼には、WTB高本とむら決定力の高い役者が待ち構え、虎視眈々とゴールラインを狙う。
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