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ラグビー コラム 2021年12月20日

【ハイライト動画あり】日本大学、勝負どころで地力発揮し日本体育大学のチャレンジを退ける。全国大学ラグビー選手権

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビー 全国大学選手権 21/22 4回戦

【ハイライト】日本大学 vs. 日本体育大学

日本体育大学もエースのNO8ハラトア・ヴァイレアが足を痛め退いたあとの18分、前半から優位に立っていたスクラムを押し込んでペナルティを獲得すると、すかさず速攻を仕掛けてゴールラインに迫る。そこからブラインドサイドのスペースへパスを通してWTB鈴木颯がトライ。苦しい局面で意地を見せ、27-22とワンチャンスで逆転圏内のところまで詰め寄った。

しかし日本大学はその直後の21分、ターンオーバーから切り返してアタックを継続し、NO8ハラシリの突破からリターンパスを受けたFB普久原琉がゴールラインを超える。これで再び12点差とすると、自陣ゴール前でのピンチを守り切って迎えた35分には、相手ミスのこぼれ球をひろったNO8ハラシリがそのまま走りきりインゴールへ。41-22とリードを19点まで広げて、勝負を決めた。

勝った日本大学はこれで3大会連続のベスト8進出。相手の気迫あふれるチャレンジにあおられながらも、勝負どころでチャンスをスコアに結びつけて突き放したのは、地力の証といえるだろう。後半30分過ぎのゴールラインを背負った状況でのディフェンスの集中力も光った。関西王者の京都産業大学と対戦する次週の準々決勝(@熊谷ラグビー場、11時30分キックオフ)が楽しみだ。

最後に足が止まったものの、日本体育大学の奮闘も強い印象を残した。離されそうな場面で何度も流れを立て直した気迫あふれる攻守には、13大会ぶりの出場に燃える選手の意欲と決意が満ちていた。学生たちの思いとクラブの誇りが随所に立ち上った80分。大学選手権のおもしろさを実感する試合だった。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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