人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
水間夢翔(日本大学)
負けたら終わりの緊張感こそはノックアウトステージの醍醐味だ。あとのない戦いに臨む覚悟が、これまでは眠っていた奥底の力を引き出す。12月18日の秩父宮ラグビー場での大学選手権4回戦、日本大学対日本体育大学も、そうした一発勝負の魅力にあふれる熱闘となった。
先に流れをつかんだのは日本大学だった。開始4分、ターンオーバーされた直後に再びボールを取り返して攻めに転じ、フィニッシャーのWTB水間夢翔がライン際を走り抜けてこの試合最初のトライを挙げる。10分にはラインアウト起点のBK展開でCTBフレイザー・クワークが鮮やかにラインブレイクし、サポートしたNO8シオネ・ハラシリがインゴールへ。SH前川李蘭のゴールも決まり、12-0と先行した。
フレイザー・クワーク(日本大学)
しかし日本体育大学もここでズルズルと引き下がらなかった。直後にスクラムを押し込んでペナルティを獲得すると、タッチキックでゴール前まで前進。FWで近場を攻め、ラックからブラインドサイドに折り返してLO伊藤拓哉が左スミに飛び込む。
続く17分にはスクラムから左→左と順目に攻め、大外のWTBクリスチャン・ラウイが軽やかなフットワークでタックラーをかわして独走。さらに20分にもターンオーバーから防御裏へのキックを追ったWTBラウイがバウンドボールをうまく拾って連続トライを挙げ、17-12と逆転した。
序盤の優勢から一転、相手の勢いに食い込まれるシーンが続いた日本大学だったが、27分に敵陣ゴール前でペナルティを得ると、タッチに蹴り出してラインアウトを選択。ガッチリとモールを組んでドライブし、HO井上風雅が右中間に押さえる。その後はお互いに粘り強い防御で追加点を許さず、17-17で前半を折り返した。
スコア通りの拮抗した展開が崩れたのは、後半7分だった。敵陣でのペナルティからラインアウトモールでゴールラインに迫ると、最後はHO井上がブラインドサイドを抜け出して仕留める。3分後にもゴール前ラインアウトから同じパターンで井上がフィニッシュ。リーグ戦でも大きな得点源となった得意の形で、一気に相手を引き離しにかかる。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第14節-5 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs. コベルコ神戸スティーラーズ
4月21日 午後12:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第14節-1 東京サンゴリアス vs. 静岡ブルーレヴズ
4月19日 午後6:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第14節-3 トヨタヴェルブリッツ vs. 埼玉ワイルドナイツ
4月20日 午後2:20〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第14節-2 横浜キヤノンイーグルス vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ
4月20日 午後2:20〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第13節-6 東芝ブレイブルーパス東京 vs. コベルコ神戸スティーラーズ
4月14日 午後2:20〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第14節-4 三重ホンダヒート vs. 東芝ブレイブルーパス東京
4月21日 午後12:00〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第14節-6 花園近鉄ライナーズ vs. ブラックラムズ東京
4月21日 午後2:20〜
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2024 Bグループ 慶應義塾大学 vs. 立教大学
4月21日 午後12:25〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!