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ラグビー コラム 2021年12月14日

ピーター・ラブスカフニ、ファウルア・マキシがクボタスピアーズ船橋・東京ベイに合流。新リーグへの意気込みを語る

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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最後のトップリーグでは初めてベスト4に入ったスピアーズだが、ラピースは「毎週チャレンジです。自分たちの強みを生かしたいが、このリーグでは楽な1週間、簡単な試合なんて1つもないと思います」と気を引き締めた。

ファウルア・マキシ

一方、ポルトガル代表戦ではベンチ入りしたものの、出場機会のなかったマキシは「たくさん学び、いい経験になった」と振り返った。そして「同じポジションのリーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)といったベテランの練習の取り組み姿勢がすごい。あのくらいやらないと、そこまでのレベルにならないことがわかった」と感じ、遠征中はリーチと一緒にタックルやジャッカルの練習をしたといい「チームに戻ってもやり続けよう」と誓った。

久しぶりに合流したチームの様子を見て、マキシは「練習試合も観たが、FW(フォワード)がすごく強いと感じた。ゴール前に来たら絶対トライが取れるイメージだった。本当に(今季のスピアーズのスローガンである)『ネクストレベル』になっている」と驚いたという。

マキシは昨シーズン、4試合の出場にとどまり「アピールする機会がなく、悔しかった。しっかり毎日練習をベストの姿勢で取り組んで、試合でもしっかりパフォーマンスしないとチャンスはない」と意気込んだ。

また、「リーグワン」では、どのチームも地域名をつけて地域やファンのつながりがさらに強くなることもあり、ラピースは「地域やファンにはいつも大きなサポートを受けている。私たちが貢献できることはなんでもやっていきたい」と話、マキシは「ヨーロッパのようにスタジアムにファンがいっぱい来て、試合を楽しんでほしい」と語気を強めた。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイは12月18日(土)に2018年度のトップリーグ王者、コベルコ神戸スティーラーズと、24日(金)に昨季準優勝の東京サントリーサンゴリアスとプレシーズンマッチを行い、1月7日(金)に東京・国立競技場で昨季王者の埼玉パナソニックワイルドナイツと開幕戦を迎える。

ラピースが「日本代表の経験で学んだことをリーグワンでチームに活かしたい」と言えば、マキシは「まずはしっかり試合に出て、良いパフォーマンスして(日本代表に)アピールしたい」と腕を撫した今秋、日本代表でさらに成長を遂げた2人のバックローが、リーグワン初代王者を目指すスピアーズの大きな力となる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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