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【ハイライト動画あり】筑波大学、4年ぶりに大学選手権出場を逃す。上位校に善戦するも最終戦で日本体育大学に敗戦。ラグビー関東大学対抗戦
ラグビーレポート by 筑波大学新聞ラグビー 関東大学対抗戦2021
【ハイライト】日本体育大学 vs. 筑波大学
気持ちを切らさなかった筑波大は21分、ようやくトライを奪う。右奥のラインアウトからモールで押し込んだ。だが、日体大の勢いは止まらなかった。34分に再び突き放される。22点差とされ、後がなくなった。
筑波大も最後に意地は見せた。「負けたくない。4年生とまだラグビーがしたかった」とCTB松島聡(3年・大分舞鶴)。とにかく点を取ることだけを意識していた。ロスタイム、その松島がCTB川合のパスを受けインゴールに入った。
試合を終えた松永主将は「自分たちがやるべきディフェンスができなかった。明大戦以降、外に展開するディフェンスで自分たちが前に出られない状況を作られ、相手にプレッシャーをかけるプレーができなかった」とやりきれない表情を浮かべた。
筑波大は対抗戦序盤に帝京大学、慶應義塾大学、早稲田大学と対戦。慶大戦では34-12で快勝していた。帝京大と早大には負けたものの、上位校を相手に帝京大に10点差、早大に6点差と迫り、存在感を示した。だが、4戦目となる明治大学戦では14-53で大敗。続く青山学院大学戦、立教大学戦は連勝したが、いずれも納得のいく試合内容ではなかった。
嶋崎監督は「対抗戦前半の3試合では、攻撃面で長くボールを持って、じわじわと前進してBK(バックス)にスペースを与えて得点を取ることができなかった。後半の試合では選手権を見据え、そうした攻撃ができるように一戦一戦成長していきたかったが、うまくいかなくなった。攻撃面で武器を作れなかったことは監督として後悔している。選手たちにも申し訳なかった」と肩を落とした。
全国の舞台で水色ジャージの躍動を見られないのは心残りだが、4年生にはまだ意地を見せられる場所がある。12月4日(土)、専修大学とのジュニア選手権だ。今シーズン、チームが目指した「前に出てつながり続けるラグビー」を最後にもう一度見せてほしい。
文/写真:車谷郁実(筑波大学新聞)
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