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ラグビー コラム 2021年11月22日

【ハイライト動画あり】京都産業大学、天理大学に勝利。23年ぶりの優勝に王手。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 京産大アスレチック
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ラグビー 関西大学リーグ2021

【ハイライト】京都産業大学 vs. 天理大学

9分、天理大が決定機を迎える。京産大陣内でブレイクダウンをターンオーバー。すぐに大外に展開すると天理大CTB(センター)奥田北斗(桐生第一・2)がインゴールに飛び込む。トライかと思われたが京産大バックスリーの竹下と松岡大河(東福岡・2)が強烈なタックルでノックオンを誘った。

そのスクラムでペナルティを獲得すると、自陣ゴール前からSO家村健太(流経大柏・3)が敵陣まで運ぶナイスキック。ラインアウトから展開するとテンポの早い攻撃で天理大の反則を誘った。竹下がPGを決め、勝ち越しに成功。ゴール前のピンチから一転、一気に敵陣に入り込みスコアを伸ばした。23分にもPGを成功させ16-10とし、6点差で試合は終盤を迎える。

安定したプレースキックでチームに貢献した竹下

37分、トライが必要な天理大は自陣からボールを展開する。対して京産大は終盤にもかかわらず運動量が落ちず、ゲインを許さない。スペースを作られても全員でカバーするなど粘り強いディフェンスを見せた。

なかなか前に進めない天理大はブレイクダウンの中で反則を犯してしまう。そのペナルティはゴールまでやや距離があったが、竹下が今日5本目のプレースキックを決めて19-10と天理大を突き放した。

その後、天理大はなんとかディフェンスをこじ開けようとするが京産大が阻む。低く速いタックル、抜け出されても止めるバックスリー陣。最後まで集中力と粘り強さが落ちることはなかった。19-10でノーサイドの笛、粘り強いディフェンスで天理大の攻撃を退けた京産大が7年ぶりに白星を上げた。

「ディフェンスは私たちが指導する以上に選手たちが前に出ていこうと言う意識があり、選手たち自身が作り出していった」と廣瀬佳司監督は語る。選手の自主性を重んじる廣瀬監督が信じた選手たちが進化させたディフェンス、そして伝統的なひたむきさと我慢強さが勝ちとった勝利。

同志社、天理との天王山を乗り越えた京産大が残すはあと1試合。「もう一度気を引き締めて臨みたいと思います」と廣瀬監督。就任1年目にして、23年ぶりの関西制覇へ王手をかけた。

次節はいよいよ最終節、関西学院大学との第7節が12月4日に、たけびしスタジアム京都で行われる。昨年は京産大と大学選手権の最後の枠を争った関西学院大、今年はここまで全敗と最下位に沈んでいる。

全勝優勝まで残りの1試合、「優勝もあるが、目の前の敵に全力で向き合うのは変わらない」と平野共同主将。最後までひたむきに戦う京産大に注目だ。

文/写真:出口敬介(京産大アスレチック)

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京産大アスレチック

京都産業大学体育会本部編集局は年4回、「京産大アスレチック」という体育会の広報新聞を作成しています。また、SNSなどを活用し、試合速報やブログ記事の更新、号外・試合告知ポスターの発行を行っています。 »HP »Twitter »Facebook

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