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ラグビー コラム 2021年11月21日

早稲田大学、10年間負けなしの早慶戦に挑む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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帝京大戦でトライを挙げたWTB槇瑛人(スポ3=東京・国学院久我山)

今年のラグビー関東大学対抗戦も残すところあと2戦となった。11月23日、早稲田大学は東京・秩父宮ラグビー場で伝統の一戦を迎える。前節の帝京大学戦では、スクラムで主導権を握られ、苦しい戦いを強いられた。後半に必死の追い上げを見せるが一歩及ばず、対抗戦初黒星。

一方慶應義塾大学はここまで3勝2敗。早大より順位は低いものの、前節の明治大学戦では対抗戦2連覇中と勢いに乗る相手に対して、新たな攻撃の起点を見せていた。試合を重ねるごとにチームとしての完成度を高めてきている。来る早慶戦。互いの誇りをかけた負けられない戦いとなる。

対抗戦初黒星となった帝京大戦。この試合ではスクラムが勝敗を大きく左右した。早大は強力なFW(フォワード)陣をもつ帝京大に対し、スクラムでは真っ向から勝負にいった。しかし、終始スクラムで優位に立たれ、理想とする形でボールを出すことができない。

とりわけ前半は、ボールをロストし、自分たちの攻撃を展開できなかった。得点はPG(ペナルティゴール)による3点のみ。9点ビハインドで後半を迎えることとなった。後半は反撃に出た早大。一時19点差にまで開いた点差も、1トライ1ゴール差にまで追い上げた。勢いそのままに終了間際に同点のチャンスを迎えるが、健闘もむなしくノーサイド。

一方、早大と同日同会場で試合を行った慶大。対抗戦2連覇中の王者に対して17-46の完敗だった。今季武器としていたラインアウトからの攻撃は明大に封じ込められてしまう。また、副将・山本凱らがチームの強みと語るディフェンスも明大に破られ、今季最多失点を喫した。それでも、ハイパントやBK(バックス)陣の連携を起点にトライを奪った攻撃は、早慶戦でも脅威となるだろう。

青学大戦以来のスタメンで期待がかかる伊藤

今試合で注目となるのは、今季対抗戦初出場となるHO(フッカー)原朋輝(スポ4=神奈川・桐蔭学園)と、前節試合途中から入り、活躍を見せたSO(スタンドオフ)伊藤大祐(スポ2=神奈川・桐蔭学園)だ。この2人の起用が、早大にさらなる勢いをもたらすことに期待したい。

早大にとって慶大は相性の悪い相手ではない。ここ数年間の対抗戦では僅差であるものの、2011年から昨年まで10年間負けなし。この試合に勝利し、今後待ち構える明大、大学選手権へと流れをつくりたい。

今季就任した大田尾竜彦監督(平16人卒=佐賀工)、初の早慶戦勝利か。慶大、11年ぶりの雪辱か。意地と意地のぶつかり合いが幕をあげる。

文:森田健介/写真:橋口遼太郎(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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