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ラグビー コラム 2021年11月18日

急上昇の明治と復権に燃える帝京、優勝に王手をかけるのはどちらか。関東大学ラグビー対抗戦

ラグビーレポート by 直江 光信
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飯沼蓮主将(10/24 明治大学vs.帝京大学)

FWとBK、縦と横を組み合わせた剛柔自在のアタックで貫禄の勝利を重ねてきた明治大学に対し、重量FWの強烈な推進力を押し出して白星を積み上げてきた帝京大学。ともにここまで5戦全勝、難敵を相手に快勝し勢いに乗る両校の激突は、関東大学対抗戦だけでなく大学選手権の優勝争いをも左右する重要な一戦となった。

対抗戦3連覇を狙う明治大学は、10月24日の第4節で今季好調の筑波大学から9トライを挙げて53-14と圧勝したことで、不完全燃焼のゲームが続いた序盤戦の停滞ムードを一掃した。続く11月3日の慶應義塾大学戦でも得意のセットプレーを軸にしたアタックで前半24-5と先行すると、後半も安定した試合運びで主導権を握る。昨季は1点差で苦杯を喫した相手に46-17で完勝し、今年6月に就任した神鳥裕之監督は「価値ある一勝」と高く評価した。

ここ2試合で特に目を引くのは、FW陣の充実だ。フィジカルバトルで激しく体を当てて圧力をかけ、ボール争奪局面を支配。ともに191cmの山本嶺二郎、武内慎の両LOに185cmのFL木戸大士郎と高さのあるジャンパーを3人擁し、攻守の起点となるラインアウトで優位に立てる点も大きい。頑健なモールはそれ自体が得点源になるだけでなく、膠着した状況で突破口を開くチャンスの源泉にもなっている。

FWが前に出て相手ディフェンスを崩すことで、好ランナーが並ぶBKの展開力もより生きるようになった。キャプテンのSH飯沼蓮とコンビを組むSO伊藤耕太郎が試合を重ねるごとに存在感を増し、タックラーの間を縫うようなスラロームランでBKラインを牽引。バックスリーの要であるFB雲山弘貴がケガから復帰し、蹴り合いで先手をとれるようになったことも大きなプラス材料だ。

細木康太郎主将(11/3 早稲田大学 vs. 帝京大学)

3季ぶりの対抗戦優勝、さらには大学選手権での王座奪還に燃える帝京大学は、前節の早稲田大学戦で大きな白星をつかんだ。PR細木康太郎主将がリードするスクラムで相手を圧倒し、たたみかけるような猛攻で5トライを奪った戦いぶりは、全盛時の迫力を彷彿させた。終盤に早稲田大学の反撃を受け7点差まで詰め寄られたものの、スコア以上の快勝といっていい内容で、選手たちの自信はさらに深まっただろう。

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