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ラグビー コラム 2021年11月15日

全国トップ級のスケールを誇る国学院久我山と目黒学院がともに圧勝で花園へ。高校ラグビー東京都予選

ラグビーレポート by 直江 光信
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花園ラグビー場

12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国高校ラグビー大会への出場権をかけた都道府県予選が、佳境を迎えている。11月14日には江戸川陸上競技場で東京都決勝が行われ、第1地区は国学院久我山が4大会ぶり42回目、第2地区は目黒学院が2年連続20回目の花園を決めた。

春の都大会を制した第1シードの国学院久我山と、準決勝で明大中野八王子に12-7と競り勝ち16年ぶりに決勝進出を果たした成蹊の対戦となった第1地区は、平均体重97.8kgの重量FWを軸にコンタクトの推進力で相手を圧倒した国学院久我山が、107-0で大勝した。開始6分にスクラムからブラインドサイドを攻略してWTB河内孝陽が猛攻の口火を切ると、9分、12分とキックオフレシーブから連続ノーホイッスルトライをマークし、序盤で一気に流れを引き寄せる。

その後も縦と横を組み合わせた自在のアタックで次々とゴールラインを越え、47-0と大きくリードを広げてハーフタイムへ。後半に入っても攻守に緩むことなく前へ出続けて、スコアを伸ばしていく。最終的には17トライを挙げ、東京都予選決勝での最多得点記録となる107-0の圧勝でフルタイムを迎えた。

ゲームを通して際立ったのは、選手一人ひとりの強靭なフィジカルと精度の高いスキルだ。接点で激しく体を当てながらも近場の力攻めに傾かず、テンポよく的確にボールを動かし続けることで、相手タックラーに終始的を絞らせなかった。ボール保持率で大幅に上回る試合展開ながらディフェンスへの意識も高く、成蹊の果敢な仕掛けに厳しく圧力をかけて、つけ入る隙を与えなかった。

過去3年はいずれも予選決勝で涙を飲んできたが、今季のチームは夏合宿で全国区の強豪を相手に好成績を残しており、花園でも上位進出が期待される。「ここ何年か思うような結果を残せませんでしたが、去年一昨年の卒業生たちが積み上げてきたものを証明できてうれしく思います。新しい期待に応えるべく、あと1か月、しっかりとチームを作っていきたい」と語ったのは、就任5年目の土屋謙太郎監督。PR杉本安伊朗主将は花園へ向け、「FWを強みにした戦い方で、先輩方の悔しさを胸にしっかり結果を残したい」と力強く抱負を述べた。

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