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ラグビー コラム 2021年11月15日

花園3連覇を目指す桐蔭学園、東海大相模に勝って神奈川県代表に。第101回全国高校ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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勝負を決定付けるトライを決めたFB矢崎

試合はどっちに転ぶかわからない拮抗した状況の中、決めたのは桐蔭学園のエースだった。21分、ハーフウェイライン付近からのラインアウトを起点にしたアタックから持ち味である攻撃を継続。

昨年度の花園でも大活躍したFB矢崎由高(2年)が「相手が疲れてきたのがわかった」と積極的に仕掛けてラインブレイクし、相手のタックルも外し45mを走りきってトライ。ゴールも決まって22-9とリードを広げた。

監督就任20年目の節目を迎えた藤原監督

その後、東海大相模は相手陣でモールを組んでトライを狙ったが、「神奈川県の決勝で勝つラグビーの準備をしてきた」と桐蔭学園の藤原秀之監督がしっかりと対策してきたモールディフェンスが功を奏し、結局、相手にトライを許さなかった。

試合はそのまま22-9でノーサイドを迎えて、桐蔭学園が神奈川県予選7連覇を達成し、花園の切符を手にした。

桐蔭学園の藤原監督は「9月以降、しっかり走り込みだけはしていた。もう1回、基礎に帰ってベーシックのところをやったことが、今日の試合に出てくれた。この状態では、全国で勝つというチームは難しい。ここからどこまで選手が伸びるか。本当に真剣に取り組んで、覚悟を持ってやってくれるかということだと思います」と先を見据えた。

FL中島キャプテン

FL(フランカー)中島潤一郎キャプテンは「今日のテーマは『(情報を)発信し続ける』ことなので、最後まで貫こうとやりました。自分たちの実力を100%出し切らないと勝てない相手だとわかっていたので、神奈川県予選でまず優勝できてホッとしています」と安堵の表情を見せた。

今シーズンの花園で桐蔭学園が狙うのは花園3連覇である。中島キャプテンは「もちろん目標は花園3連覇ですが、1回戦から気の抜けない試合が続きます。まずは、これから1ヶ月間ちょっと最高の準備をする、準備を全力で取り組んでいきたいと思います」と意気込んだ。

春の選抜大会では東福岡(福岡)に敗れて準優勝だった桐蔭学園。昨シーズン同様に、ここからチーム力を高めて、2001年度から04年度まで4連覇を達成した啓光学園(現・常翔啓光学園/大阪)以来となる花園3連覇に挑む。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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