人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2021年11月15日

【ハイライト動画あり】日本代表、薄氷の勝利。ポルトガルとの歴史的初テストは「タイト」に

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

アウェーでしぶとく勝ちきった日本。

試合後のジョセフHCは「この2年間で最初の勝利。まだ5試合しかしておらず経験が少なく、新しい選手もいた」と語った上で、「ポルトガルはしつこくてタフで、選手もコーチも素晴らしかった」と讃えた。

そして指揮官は15回あったペナルティ、2枚のイエローカードに言及した。

「後半に多くのペナルティをして、2回のイエローカードが出てしまうと、立て直すことは難しくなるのでそこは改善したい。ペナルティの3分の2はディフェンス(の局面)でした」

大敗したアイルランド戦から立て直した面もあった。

「ディフェンスは前の試合(アイルランド戦)よりゲインラインで止めることができ、ポルトガル代表には30%しかゲインラインを与えませんでした。タックル、コリジョンは良くなったが、これからもっと精度を上げたい」

薄氷の勝利だとしても、勝ってツアー最終戦に臨めることの価値は小さくないだろう。ゲーム主将のCTB中村が言った。

「ペナルティでペースを握れず、難しい展開になりました。勝って次に進めることが非常に大事。すぐに強くはならないので、毎週良い積み重ねをして、チームとして良い準備をしたい」

代表の前主将であるFLリーチも、勝利という収穫については「タイトなゲームを乗り切ったことはプラスになります」と前向きなコメントを残した。

ゲーム主将のCTB中村は次戦に向けて、「新しい選手が経験できたし、チームとして波に乗っているので、次のスコットランド代表戦に勝って帰りたい」と決意を語った。

きたる欧州ツアー最終戦は、11月20日のスコットランド戦。舞台はスコットランドラグビーの聖地「マレーフィールド」だ。

スコットランドは今秋2勝1敗。直近では19年W杯王者南アフリカ代表に15-30で敗戦したが、10月にトンガには60-14で大勝。世界ランキング上位のオーストラリア“ワラビーズ”には15-13で競り勝っている。

タイトなゲームを乗り切った自信、反省を糧にして、桜の戦士たちはツアー最終戦へ向かう。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ