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ラグビー コラム 2021年11月12日

東京第一地区決勝は戦力充実の久我山に成蹊が挑む。目黒学院と東京が激突する第二地区は熱戦必至。高校ラグビー全国大会予選

ラグビーレポート by 直江 光信
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今季のチームはサイズこそ大きくないものの機動力に長けた選手がそろっており、運動量とキレのいい動きを生かした一体感あるラグビーが持ち味。キャプテンのSH野村幹太、SO吉田勇仁とキック力のある選手をHB団に擁し、効率よく陣地を進めるキック戦術のうまさも目を引く。もちろん伝統のシャローディフェンスと決定力あるモールも健在だ。

極限の重圧がのしかかる決勝の舞台だけに、展開としてはお互いにこだわりを持つコンタクトで激しく体をぶつけ合う堅い立ち上がりになるだろう。厳しいせめぎ合いの中で我慢強く自分たちの戦い方を貫けるかが、最大のポイントになりそうだ。また両者にとって大きな得点源であるモールの攻防でどちらが優位に立てるかという点も、勝敗を分けるカギといえる。

目黒学院はPRから本来のバックローに戻った快足FWのシオネ・ポルテレや、早稲田実業戦で先制トライを挙げたSH林星安を筆頭に昨季の花園で先発を務めたメンバーが8人残っており、大舞台を戦った経験は貴重な武器になる。ちなみに初出場を遂げた1968年の第47回大会から14年連続で出場し、その間に5回の全国制覇を達成するなど黄金時代を築いたが、連続出場が途切れた1981年以降は、5回出場しているものの翌年はすべて予選で敗退。それだけに、竹内圭介監督は「今回こそは連続出場を」と意気込む。

一方、東京は2年前の第99回大会でピッチに立った選手はいないが、長年チームを率いてきた森秀胤監督のもと、狙いを定めた試合での勝負強さには定評がある。今回は挑戦者として臨む立場ということもあり、絞り込んだゲームプランで迷いなくチャレンジしてくるだろう。好勝負になることを期待したい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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